中パンダイアリー

作曲のTIPS、日々の活動など色々書いていきます。同人音楽・音楽配信等の情報もこちらに書いていきます。

【検証】お釣りが嫌ならやはり500の倍数が適切?同人イベントでの頒布価格とお釣り発生率の関係

どうも、中パンダです。

Twitterなどを見てみると、同人イベントにおける頒布物の価格設定について、「500円や1000円などが好ましい」という内容の書き込みが散見されます。

その理由としてよく言われているのは、下記のリンクで書かれているように

「ワンコインの支払いは会計が楽」「小銭が面倒」

などです。

togetter.com

確かに、500円の商品であれば500円玉1枚、1000円であれば1000円札1枚出せば支払いが完了するので、会計が楽なのは容易に想像できます。

ただ制作する身としては、500円だと安すぎ、1000円だと高すぎる頒布物を作りたい場合もあります。

好ましくない価格設定とは言われていますが、実際の会計でどの程度煩雑になるのでしょうか?

もしかしたら、明らかに会計の支障となるレベルの煩雑さでなければ問題ないかもしれません。

ここでは、

 

煩雑な会計 =  お釣りが多く発生する

 

と考えて、まずは頒布価格ごとのお釣りについてググります。

すると、各頒布価格におけるお釣りについて、大まかな経験談が語られているTogetterが検索に引っかかりました。

togetter.com

600~900円という、同人イベントであまり見かけない価格設定についての貴重な経験談ですが、500円や1000円と比べてどうか?については述べられていません。

今回は、同人イベントにおける頒布物の価格設定と発生するお釣りの量について、自分が今まで参加してきたイベントでの経験を基に、記事を書いていきたいと思います!

そして、500円や1000円という価格設定が本当に好ましいのかどうか、検証します!

 

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検証条件と集計方法

条件

自分は普段同人音楽のジャンルでイベントに参加しているので、今回の検証はそのジャンルで行います。

対象のイベント・頒布価格は次の通りです。

  • 対象イベント(参加ジャンル):コミケ(デジタル(その他))・M3(音楽一般:ポップス)
  • 頒布価格:500円,800円,1000円

同界隈の方々にとって今後も参加する可能性が高く、かつサークル・一般参加者の多いイベントを選びました。

また、頒布物の内容は次の通りです。

  • 500円:1st~4thアルバム
  • 800円:6thアルバム(最新作)
  • 1000円:5thアルバム

 

集計方法

CD売り上げ枚数と受け取った硬貨・お釣り用小銭の減少量から、イベント出展中に発生したお釣りの回数をカウントします。

※まとめ買いした結果お釣りが発生しなくなったケースは、そのまま"お釣り無し"とカウントする。

ex. 500円CD×2枚を1000円札1枚で購入→お釣りなし

また、複数種類ある500円の頒布物については、種類に関係なく一括で集計します。

 

お釣り発生率とお釣りパターン

具体的な頒布枚数は機密のため書くことはできませんが、お釣りが発生した割合の結果と、お釣りのパターンを書いていきます。

 

500円

お釣り発生率は2割ほどでした。

お釣りのパターンとして、「1000円札を出して500円お釣りを出す」というものが最も多かったです。

基本的に500円玉で購入されるので、イベント開始直後を除き手持ちの500円玉は増えていきます。

また、2015年冬コミから今日までで1度だけ5000円札で支払われたことがあります。

 

800円

お釣り発生率は7~8割でした。ほぼ毎回お釣りが発生します。

お釣りのパターンとして、「1000円札を出して200円お釣りを出す」というものが最も多かったです。

ジャストで購入されるときは500円玉+100円玉×3なので100円玉が3枚増え、お釣りが出るときは100円玉が2枚減るので、最終的に100円玉は増えていくと予想していました。

しかし、予想以上にお釣りが発生したため、手持ちの100円玉は逆に減少しました。

 

1000円

2018年夏コミで頒布開始したCDですが、頒布開始以降お釣りは発生しませんでした。

ほとんどの方が1000円札1枚で購入され、手持ちの1000円札がひたすら増えていきます。

 

考察と結論

頒布価格800円のものでは、他に比べて圧倒的に多くのお釣りが発生しました。

やはり、会計時の「小銭が面倒」というのはほぼ間違いないようです。

また、好ましいと言われている500円と1000円の中でも、1000円の方がお釣りは発生しにくいことが分かりました。

そのため、お釣りが本当に嫌なら頒布価格1000円一択です。

ただ「1000円は高すぎる」という場合もありますし、500円でもお釣りはさほど発生しないので、お釣りが嫌なら500の倍数で頒布価格を決めるのが適切というのはあながち間違いではないようです。

ただし1500円の場合、2000円払って500円お釣りがくる可能性があります。

 

まあ、お釣りを覚悟すれば価格設定は何でもいいと思いますが・・・

 

また、全てのイベント・頒布物について、5000円札や10000円札を出されたことは、先述の事例以外にありませんでした。

これはやはり、「同人イベントでの買い物で大きい紙幣はNG」という呼びかけが浸透しているからだと思います。

ただ、自分のサークルはいわゆる"大手サークル"ほど頒布量は多くないので、たまたま高額紙幣の支払いが無かっただけの可能性もあります。

 

ちなみに、今回の集計対象にはしていませんが、音けっとや関西コミティアなど、自分が他に参加したことのある地方イベントでも、ほぼ同じ割合でお釣りが発生していました。

規模の大小・東京開催か地方開催かに関わらず、頒布価格とお釣りについては同じことが言えると考えられます。

 

おわりに

今回は、同人イベントにおける頒布物の価格設定と発生するお釣りの量について、自分の経験を基に記事を書きました。

「具体的にどのくらいか?」を検証するのは個人的に興味があったので、この際書くことにしました。

自分が同人CDを作るとき、今までは慣習に則って500の倍数で価格設定をしていましたが、あるときふと「500の倍数以外だとどうなるのか?」と興味を持ち、最新作であえて800円という価格設定にしてみました。

結果としては、「慣習通りだ」というのが正直な感想ですが、頒布価格の違いでここまでお釣り量が変わるとは思っていませんでした(汗)

改めて、頒布価格設定の重要性を感じました。

 

同人イベントなので頒布価格は正直なんでもよいと思いますが、500の倍数から外れる価格設定の場合、それなりにお釣りを覚悟すべきだと断言できます。

この記事では3種類の価格しか取り上げていませんが、価格設定の参考になれば幸いです。

 

それでは、今回はこの辺にしておきます。

 

ではではノシ

関西コミティア57にサークル参加します

新年、明けましておめでとうございます。

中パンダです。

 

2020年になりました。

思えばもう2020年代なんですね・・・時の流れは早いものです…

今年は東京オリンピックという一大イベントがあり、オリンピック一色な1年になる気がしますが、果たしてどうでしょうか…?

そんなことを考えながら、自分としては普段通りの音楽活動を続けていこうと思います。

というわけで、今年もよろしくお願いします!

 

さて、新年一発目の記事はイベント参加の宣伝記事になります!

同人音楽PND音楽館」は、来る1月19日(日)にインテックス大阪2号館で開催される関西コミティア57にサークル参加します!

配置スペースは、J-25 です!

 

秋M3で発表した「Trail For Revival」と、昨年度の夏コミで発表した「Alive Past Tragedy」を持っていきます!

 

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関西コミティアのお品書きです

 

去年12月の音けっと以来、約1か月半ぶりの関西でのイベント参加になります。

イベントに行かれる方はぜひ、当サークルのブースにも足を運んでみてください!

 

当日はブースにて、皆さんにお会いできることを楽しみにしています!

【作例あり】Ⅱm7→Ⅴ7→Ⅰ(ツーファイブワン)を使って2回連続転調する

どうも、中パンダです。

 

作曲をしている方の中には、曲調に変化を付けたいという場合に転調を使う方も多いかと思います。(自分もよくやります)

今回は、曲中でよく使われるコード進行を使って、1回のみならず2回繰り返し転調する小技について解説しようと思います!

また例によって、深夜の2時間DTMで作った曲を解説に使います。

こちらの曲です。

 

少しトリッキーですが、この曲の37~40秒付近で2回連続転調をしています。

今回は、この付近でどのような仕組みで転調しているのかについて記事を書こうと思います!

 

2021/7/18追記:Audiostock配信用インストフルバージョンです。原曲がFマイナースケールなのに対して、こちらはG#マイナースケールで作っています。 本記事の解説では使っていませんが、気に入っていただけましたらぜひこちらも聞いてみてください!

 

 

コード進行について

今回はツーファイブワン(度数表記でいうⅡ→Ⅴ→Ⅰ)というコード進行を使います。

 

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ツーファイブワンのイメージ(Cメジャースケールの場合、Dm→G→C)

 

このコード進行は、コード機能で表すとサブドミナント(SD)→ドミナント(D)→トニック(T)という模範的なカデンツになっています。

コードはD>SD>Tの順に緊張感を持つので、このコード進行は進むにつれて次第に緊張感を高める進行だと言えます。

加えて、このコード進行は4度上(もしくは5度下)へと進む進行(強進行)を2回連続で使っているため、ぐいぐい前に進んでいく感じの印象を与える進行となっています。

そのため、AメロやBメロ・サビなど、各パートの終端部分で使うとより効果を発揮します。(パートの途中でももちろん使えますが)

(強進行とは何か等、理論の詳しい内容については、下記参考動画の説明が分かりやすいと思います)

 

参考動画↓

www.youtube.com

 

曲中での使用

曲の概要

今回解説する曲の構成は

  • 最初~20秒付近:Aメロ
  • 20秒付近~40秒付近:Bメロ
  • 40秒付近以降:サビ

です。

曲のスケールは当初F#マイナースケールで作っていましたが、後日修正を加えた関係でFマイナースケールに変更しました。

以降、Fマイナーの方で解説を進めます。

 

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解説部分のコード進行(途中で2回転調する)

Bメロの終わりからサビの頭にかけてツーファイブワンを使っています。

 

コード進行の工夫

元々この部分のコード進行は、下のようにBメロからサビにかけてA♭→G♭と進むことで転調するようにしていました。("|"の区切りは1小節の区切りを表す)

 

(Bメロ)D♭ | Cm | B♭m | A♭ |

(サビ)G♭ A♭ | B♭m Fm |

 

この時点で、BメロまでFマイナースケールだったものがB♭マイナースケール(半音5つ分上)へと1回転調しています。

これはこれでありですが、個人的にBメロの終わりではサビへの期待感や進行感をより強く持たせたかったので、この部分にはもっと別のコード進行を組み込もうと考えました。

 

ここで、Bメロ最後に出てくるA♭とサビ頭のG♭について、度数表記の読み替えをしてみます。

すると、A♭はFマイナースケールのⅢであると同時に、G♭メジャースケールのⅡであると読み替えることができます。

 

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Fマイナースケールの度数表記

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G♭メジャースケールの度数表記

また、サビの頭にあるG♭はB♭マイナースケールにおけるⅥ(D♭メジャーにおけるⅣ)であると同時に、G♭メジャースケールにおけるⅠであると読み替えることができます。

 

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G♭メジャースケールの度数表記

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B♭マイナースケールの度数表記

 

G♭メジャースケールにおいて、「Ⅱ→Ⅰへと進行し、かつサビへ強く進行する感じを出せるコード進行」は何かないかと考えたとき、今回のテーマであるツーファイブワンに行きつきました。(ⅡからⅤを経由してⅠへと進行する)

ひとまず、3和音のままツーファイブワンを組み込みます。すると、次のようなコード進行になります。(赤字箇所)

 

(Bメロ)D♭ | Cm | B♭m | A♭ D♭ |

(サビ)G♭ A♭ | B♭m Fm |

 

これはこれでありです。

A♭もD♭もB♭マイナースケールに含まれるコードなので、転調させる必要が無ければこのまま使ってもよいと思います。

 

 ただ今回は、この部分でG♭メジャースケールに転調させる方向でコード進行を組みます。

このとき、ある問題が生じます。

先ほどの図にもちらっと書きましたが、G♭メジャースケールのⅡは実際にはA♭ではなくA♭m(マイナーコード)です。

このままでは、G♭メジャースケールの雰囲気が出ません。

そのため、整合性をとるためにA♭をA♭mに変更します。

 

(Bメロ)D♭ | Cm | B♭m | A♭m D♭ |

(サビ)G♭ A♭ | B♭m Fm |

 

さらに、ツーファイブワンはメジャースケールの場合Ⅱm7→Ⅴ7→Ⅰの形で使われることが多いので、BメロのA♭をA♭m7に、追加して出てきたD♭をD♭7に変更します。

すると、| A♭m7 D♭7 | の区間で一時的にG♭メジャースケールに転調し、さらにD♭7→G♭の進行でB♭マイナースケールへと転調することができます。

このようにして、コードが3回変わる間に2回連続で転調することができるのです。

出来上がったコード進行は次の通りです。(赤字箇所が組み込んだツーファイブワン)

 

(Bメロ)D♭ | Cm | B♭m | A♭m7 D♭7 |

(サビ)G♭ A♭ | B♭m Fm |

 

スケール違いに注意

部分転調する際は全般に言えますが、他の楽器パートを編集するときは、この場所のスケールが何かを再度把握しておく必要があります。(特にメロディ)

うっかり別のスケールの音を使ってしまうと、不協和音になっておかしな響きの曲になる場合があります。(逆に意図的に不協和音を使うやり方もありますが…)

今回の曲でも、スケールに無い音を使ってしまわないように注意しながら、メロディ逐一修正して作りました。

 

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各パートのメロディとスケールの関係

 

おわりに

今回は、ツーファイブワンを使って連続で転調をするという小技について書きました。 

転調のやり方にはいくつもパターンがあり、それだけでいくつも記事が書けてしまうくらい奥が深いです。

今回のやり方も、数ある転調方法の一つとして参考にしていただければ幸いです。

実を言うと、この「ツーファイブワン転調」は自分も初めて使いましたが、なかなかトリッキーな雰囲気が出せて面白いと思いました!

3和音ならロックでも使えそうなので、今後も使えそうなら使っていこうと思います!

 

それでは、今回はこの辺にしてきます。

 

よいお年を!

 

ではではノシ

コミックマーケットC97にサークル参加します

どうも、中パンダです。

 

 

先日参加した音けっとから2週間が経ちましたが、年末にあるコミケにも参加するので、今回はその告知となります。

 

同人音楽サークル「PND音楽館」は2019年12月28日~31日に開催されるコミックマーケットC97にサークル参加します!

配置スペースは4日目(火) 西4ホール I-10bです!

 

先日の秋M3で発表した新譜「Trail For Revival」(コミケ持ち込みは初)、昨年度の旧譜「Alive Past Tragedy」を頒布します!

 

www.youtube.com

 

新譜「Trail For Revival」クロスフェード

 

www.youtube.com

旧譜「Alive Past Tragedy」クロスフェード

 

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こちらがお品書きです。レイアウトを音けっとからほんの少し変更しました。

 

冬コミは、2015年に初めてサークル参加して以来4年ぶり2度目の参加となります。

「ようやく冬コミに出られる」という気持ちの高揚を抑えつつ、準備を抜かりなく進めていこうと思います!

 

それでは、当日は皆さんにお会いできることを楽しみにしています!

【作例あり】"6度抜きマイナースケール"を用いて叙事詩的な雰囲気を出す

どうも、中パンダです。

 

自分はときどき深夜の2時間DTMをやっていますが、抽象的なものから具体的なものまで幅広くお題が出されます。

例えば、「画像からイメージした曲」というものがあります。

この手のお題は頻度は低いものの、過去に数回出されたことがあります。

今回のお題はこんな画像でした。

 

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フリー画像だそうです

画像を見ながらイメージを膨らましていき…

最終的には下のような曲が出来上がりました。

 

お題として出されていた画像がどこか叙事詩的な雰囲気だったため、叙事詩的な曲を目指して作曲しました。

今回は、特にマイナースケールの曲において、このような叙事詩的な雰囲気を演出するための工夫について、作った曲を交えながら記事を書こうと思います!

 

 

音階の工夫

叙事詩的な曲の特徴

叙事詩的な曲」というのは抽象的な表現ですが、例えば映画音楽やゴシックメタル、あるいはそれらのジャンルと同じ特徴がみられる曲を指します。

西洋音楽なので、基本となるのは7音からなるダイアトニックスケールです。

しかし、これらの曲を注意深く聴いていくと、いくつかの曲では、スケールを構成する音の使用頻度に偏りがあることが分かりました。

具体的には、マイナーダイアトニックスケールの場合、6度の音が明らかに使用頻度が低い(もしくは全く使われない)のです。

そこで自分は、この"6度が欠けたマイナーダイアトニックスケール"を抽出して、叙事詩的な曲が作れるのではないか?と考えました。(あくまで自分の耳で聴いたイメージに基づいているので、絶対とは言い切れませんが…)

 

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"6度抜きマイナースケール"(Cマイナーの場合:C,D,E♭,F,G,B♭)

和風な雰囲気が出せる音階にヨナ抜き音階やニロ抜き音階などと名前が付けられているように、今回解説するスケールは便宜上"6度抜きマイナースケール"と呼ぶことにします。

 

www.youtube.com

イントロ部分が該当

 

www.youtube.com

曲全体が該当

 

www.youtube.com

イントロのメロディ以外が該当

ここに挙げた曲はいずれも、6度抜きマイナースケールが使われています。

今回は、これらの曲を参考に作曲しました。

 

先行事例

"6度だけが抜かれた音階"という発想は、東方ProjectというゲームのBGMの多くがこのスケールで作られているという考察記事から来ています。

 

w.atwiki.jp

 

www.youtube.com

 

東方ProjectのBGMは和風音階の一種であるニロ抜き短音階がメインで使われていますが、和風音階とは一味違った独特な哀愁漂う雰囲気を持っています。

参考記事にもあるように、これらの曲ではニロ抜き音階とは言いつつも、2度の音に関しては比較的多く使用されています。

そのため、ある意味6度抜きマイナースケールが使われているとも解釈できます。(ただ、使用頻度はメインのニロ抜き短音階と比べると少ないようです)

 

ゴシックメタルというジャンルはもっと前からありましたが、ゴシックメタルに東方BGMの考察内容を重ね合わせた結果、いくつかの曲には同じスケールが使われている可能性がある、と分かりました。

したがって、このスケールに基づき、なおかつ2度の音の使用頻度を下げて作曲すれば、理論上"東方っぽい曲"も作ることができるはずです。(機会があれば別記事で解説します)

 

曲の解説

曲の構成は

  • 最初~22秒付近:イントロ(ゆったり)
  • 22秒付近~42秒付近:イントロ(高速)
  • 42秒付近~1分1秒付近:Aメロ
  • 1分2秒以降:アウトロ

です。(後日、フルバージョンを完成させたので便宜上こういう名称です)

今回解説する曲はGマイナーの6度抜きマイナースケールで、構成音はG,A,B♭,C,D,Fとなります。(E♭は除外)

 

イントロ(ゆったり)

ピアノとストリングスのみのゆったりとしたパートです。

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ピアノメロディ(イントロ)

ピアノの方で6度抜きマイナースケールを使っています。

ダイアトニックスケールを構成するE♭の音を避け、和風音階では使われないAの音が使われている様子がお分かりいただけるかと思います。

イントロの静かなパートでこのスケールを用いることで、この曲が叙事詩的な雰囲気の曲であると聴き手に意識させています。

 

イントロ(高速)

テンポが上がり、楽器が増えて音圧も上がります。

このパートではストリングスをメイン楽器にし、そこに6度抜きマイナースケールを使っています。

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ストリングスフレーズ

音が飛び飛びになっていますが、スピッカートとスタッカートの奏法を切り替えて演奏している関係でこうなっています。

先ほどのイントロ(ゆったり)パートと同じく、E♭の音が無く、Aが頻繁に使われている様子がお分かりいただけるかと思います。

 

Aメロ

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ピアノメロディ(Aメロ)

ピアノのメロディが入ります。(フルバージョンはボーカルが入っています)

前のパートと同じく、E♭の音が無く、Aが(ry

例外的に、最後の一部のみF#の音が入っていますが、これはこの部分のコードがD7であるため、コード構成音に合わせてF#を使っています。 

 

アウトロ

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ピアノ対旋律

イントロで鳴っていた楽器に加え、ピアノの対旋律が入ります。

曲の雰囲気を崩さないため、対旋律でも6度抜きマイナースケールを使っています。

E♭の音が無く、Aが(ry

※この対旋律の前半3小節ほどは、Fメジャーのニロ抜き音階(ニロ抜きヘ長調)と同じ音になっているので、人によっては沖縄っぽく聞こえるかもしれません。

 

おわりに

今回は、6度抜きマイナースケールを使って叙事詩的な曲を作る方法について解説しました。

ゴシックメタルなどに見られる音楽理論的な特徴は、他にもいくつかあり、こうすれば必ず叙事詩的になるというものはありません。

あくまで自分の感覚で考えた持論のようなものではありますが、今回記事にしたやり方が叙事詩的な曲を作る手段の一つとして参考になれば幸いです。

 

今回作った「Take You To Illusion」という曲は、後日フルバージョン(ハウスアレンジ)を作って、初音ミクの曲としてアルバムに収録しました!(歌詞の都合でタイトルを「Take Me To Illusion」に変えていますが)

アレンジは違いますが、もしよろしければこちらもぜひ見て言っていただけるとありがたいです。

pnd-music-house.booth.pm

 

叙事詩的な曲に限らず、今後も様々な曲を作って、解説記事なども書いていこうと思います!

 

それでは、今回はこの辺にしておきます。

 

ではではノシ

【ヤバい】財布と帰りの新幹線乗車券を忘れたまま東京に行った

どうも、中パンダです。

皆さんはどこかへ出かけるときに当然財布は持つものだと思います。

どれだけ便利になったとしても、お金が無くては電車にも乗れず、お土産はおろかその日のご飯も買うことができません。

また、遠方になればなるほど移動にかかる時間的・金銭的コストは増えるので、よほど行き慣れた場所でなければ、行った先での行動は計画的になります。

そのため、予め帰りの乗車券も購入するという人も多いかと思います。

まさか、こんな大切なものを家に置いてくるなんて、そんな大失態を一体だれが犯すのでしょうか…?

 

 

 

私です

 

 

 

はい、やらかしてしまいました。

これはもう半年くらい前の話ですが、二度とやってはいけない、自分にとって絶対に忘れてはならない出来事(忘れるわけがないでしょうが…)なので、記事に残そうと思います。

そして、自分がやらかしてしまった原因と、自分なりの対策も書いていきます。

(やらかさないとは思いますが)はっきり言ってとんでもない危険行為なので、これを読んだ皆さんは絶対にやらかさないようにしましょう。

 

 

やらかしたこと

去る6月10日、自分は当時就職活動の真っただ中にあり、この日も面接のため関西から東京へ向かうことになっていました。

当日窓口が込む可能性も考え、予め前日に往復で乗車券を購入していました。

 

そしてこの日、リクルートスーツ(黒)に就活黒カバン・黒靴という"典型的な就活生"のコスプレをし、乗車券を手に新幹線に乗り込みました。

車内で面接の想定質問・自分の考え・会社のビジョンなどを最終確認し、ついに東京に到着。

ここで自分の将来が決まるという緊張感を抑えながら新幹線改札を出て、地下鉄に乗り換えようとカバンの中を探したとき・・・

 

・・・

 

・・・!!

 

財布が無い!?!?

 

あぁ・・・やってしまった、と改札手前で崩れ落ちました。

「自分はなんてクズ人間なんだ…こんなヘマをやらかす人材を会社が採用するわけが無い」とホームから飛び降りたくなったくらいです。(当時周りは自分以外全員が内定をもらっていて精神的に滅入っていた)

ただ、そんなことを考えていても面接時間は待ってくれません。

幸いにもSuicaは別で持っていたので、会社の最寄り駅までは行くことができます。

残金も東京駅までの往復分なら十分足ります。

昼ごはんが買えないのが辛いですが、そんなことを考えられる心理状態ではありませんでした。

気を取り直して地下鉄の改札内に入り、電車に乗り込みました。

 

しかし、ここでさらに絶望的な事実を思い出してしまいました。

 

それは、

財布の中に帰りの新幹線・乗車券を入れていたということです。

 

財布の中には現金の他、クレジットカードや銀行のキャッシュカードも入っていました。

クレジットカードさえあれば何の問題も無かったのですが、そもそもそのカードが無く、銀行やATMでお金を引き出すこともできません。

つまり、昼ごはんを買えない以上に、関西にある自宅に帰ることができません。

自分はあろうことか、文字通り無一文の片道切符で東京まで来てしまったのです。

 

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※ルートはイメージであり、実際の移動ルートとは異なる場合があります

 

もう平常心を保っていられる状態ではありません。

逆に何で行きの乗車券は持っていたのか、そちらのほうが不思議に思えてきます。

絶望を通り越して、もはや笑いがこみ上げてきます。

 

人が笑うときは2つある

  • 楽しいことが起こったとき
  • 絶望の淵に立たされてどうしようもなくなったとき

 

などと、詩人のようなことを考えていると、ふとあることを思い出しました。

それは、

「遠方からの面接参加者には交通費が支給される」

と事前に会社から連絡があったことでした。

 

ただ、当日支給かどうかは知らされていません。

仮に後日支給だった場合、詰みます。

事情を話して「現金で支給できませんか?」と会社の人にお願いすることもできるでしょうが、この瞬間「自己管理能力が無い」とみなされ、不採用になる可能性があります。

駅でお金を借りられるという話もありますが、近距離ですら確実に借りられるかどうかは分かりません。

ましてや、JR東日本以外にJR東海JR西日本にもエリアがまたがるため、他社エリアの分まで運賃を貸してもらえるとは到底思えません。

 

そんな、ちょっとしたミスがゆえにとんでもなく救いの無くなった現実にうなだれているうちに会社の最寄駅に到着し、現金支給というわずかな望みに賭けつつ、面接時間を迎えました。

 

・・・

 

面接を終え、事務の方に別室に案内され・・・

 

 

現金で交通費が支給されました!!!!

 

自宅の最寄り駅までの金額がきっちり入っています。

助かりました。本当にありがとうございます…

 

また、Twitterで絶望のツイートをしたところ、現金を貸してくださるという現地のフォロワーさんから連絡がありました。

結果としてお借りすることはありませんでしたが、お心遣い本当にありがとうございました…

次からは二度とやらかしません。

そう硬く心に誓い、新大阪行きののぞみに乗り込みました。

 

原因

なぜこんなとんでもないことをやらかしてしまったのか?

当日やそれまでの行動を自分なりに分析したところ、いくつか心当たりがありました。

 

準備を中途半端にやっていた

就職活動に限らず、旅行の準備をするときでも、前日に準備を始めたにもかかわらず

「今日はここまで準備した。残りは明日準備しよう。」

と、途中で準備を中断してしまっていました。

自分の性格上、物事を途中で投げ出してしまいがちなので、今回はそれが火を噴いたことになります。

就職活動では"スーツ"という普段とは違う身だしなみになり、カバンも当然私用とは違うものを使います。

前日にも、いつも使っているカバンから就活カバンに荷物を入れ替えたのですが、このときにカバンの中身の一部だけを入れ替え、そのまま放置してしまいました。

 

そしてその日は準備半ばに就寝。

翌日も準備に取り掛かったものの、「カバンの中身は全て移し変えた」と勘違いし、そのまま出発してしまいました。

 

行きの乗車券だけ別の入れ物に入れていた

自分はかなり忘れっぽい人間なので、前日に新幹線切符を買ったことを忘れてしまいかねません。

そのため、最低限行きの乗車券だけは普段よく手に持つSuicaと同じ入れ物に入れ、存在を忘れないようにしていました。

しかし、帰りの乗車券は先述のように財布に入れていました。

このことにより、財布も帰りの乗車券も無いにも関わらず東京に行ってしまうという、ありえない事態が発生したのです。

 

極度の心配性だった

先ほど、「自分は作業を途中で中断してしまいがち」と書きましたが、なぜ途中で中断してしまうのでしょうか?

おそらく、完璧にできていなければ気がすまない、ある種の強迫感情のようなものが働いていたのではないかと考えています。

自分の場合、ある作業をやっている途中で"別のやるべき作業"を思い出すと、「忘れないうちにその作業をやってしまおう」とそちらに気をとられてしまいます。

そしていざその作業に取り掛かると、今度はまた別の作業を思い出して、そちらを始めてしまう・・・を繰り返してしまいます。

しかし、このような作業のこなし方をしていては、全ての作業が途中放置状態になり、いつまでたっても完了しません。

その結果、今回のように準備不完全な状態が発生し得ます。

今回の荷物詰め替えの際も、準備途中で面接内容がちゃんと言えるか心配になり、気を取られて準備作業を中断してしまったのだと思います。

行きの乗車券だけ別の入れ物に入れていたのも、当日同じ乗車券を買ってしまわないか心配だったからだと思われます。

 

対策

準備は最後までやりきる

準備を始めたら、必ず終わるまで止めません。

中断して次の日に持ち越してしまうと、「昨日はどこまでやったっけ?」と思い出す必要があり、時間の無駄が生じます。

さらに、どこまで何を準備したかを間違って思い出してしまった場合、必要な備品をカバンに詰めずに出発してしまいかねません。

 

明日の自分を信頼してはいけません。

今日できることは今日のうちにやりきってしまうべきです。

 

これを実践して半年になりますが、以降同じような失敗は一度も犯していません。

 

行き帰り両方の乗車券を同じ入れ物に入れる

今回は行きの乗車券だけ別で持ってしまったことにより、とんでもない失敗を犯してしまいました。

行き帰り両方の乗車券を同じ入れ物に入れておけば、仮に財布を忘れてしまっても自宅まで帰ることはできます。

また、乗車券の入れ物を忘れてしまった場合はそもそも電車に乗ることができないので、無一文で見知らぬ土地に行ってしまうことはありません。

 

やるべきことをリスト化する

予めやるべきことをリスト化しておけば、何と何と何をすればいいかが一目で分かり、目の前の作業に集中できます。

今回の例であれば、

  • 面接内容確認(自身の考え・会社のビジョン・想定質問etc)
  • スーツ着用
  • カバンの積み替え
  • 靴の履き替え
  • 往復乗車券購入

といった具合に書き出し、完全に終わったら消していきます。

先述の通り、作業を中断してはいけません。

たとえ途中でやるべきことを思い出したとしても、リストにスタックしておくことで忘れる心配が無く、いまやっている作業を中断せずにすみます。

 

人間は誰しも完璧ではないと考える

これは対策というよりは心構えになります。

個人的な見解ですが、日本社会はとにかく完璧を求めすぎている気がします。

就活関連のキーワードで検索をかければ、「成功する○○」よりも「失敗しない○○」「知らないと恥ずかしい○○」のほうが圧倒的に多く検索に引っかかります。

それだけ、失敗を恐れている人が多いのでしょう。(恐れるな、とは言いませんが、恐れすぎだと思います)

しかし、失敗しない人間なんて世界中のどこにもいません。

それにもかかわらず、完璧を求めるあまり「失敗は絶対にしてはならない」という強迫感情に駆られ、ストレスによって判断力が失われます。

壊れたスピーカーで完璧な音楽が作れないのと同じように、失われた判断力で完璧な作業を目指そうとしても、どこかで絶対にボロが出ます。

皮肉な言い方ですが、完璧を目指そうとする人ほど、逆にミスを連発するクズ人間になってしまうでしょう。

 

それならば、最初から「人間はミスをするものだ」と考えるべきではないでしょうか?

この心構えによって、「失敗してはいけない」という強迫観念から解放され、判断力も正常に保たれます。

健全な判断力によって作業もばっちりこなすことができ、逆にミスを少なくできるのではないでしょうか?

今回の場合でも、「多少のことは大丈夫だろう」と気楽に構えていれば、忘れ物もなくなり、面接もうまくしゃべることができたかもしれません。

 

おわりに

財布も帰りの新幹線乗車券も持たずに東京に行くという、普通では考えられないような失敗について記事を書きました。

面接の会社とは結局ご縁が無かったわけですが、面接官と興味深い話ができていろいろと勉強になりました。

まあ、いろいろありますけどね

 

重ねてお礼を申し上げますが、絶望の淵に立たされていた自分に声がけをしてくださったフォロワーの方、本当にありがとうございました…

今回考えた対策を講じて、二度と起こらないようにします。

最後に、ここまで読んでくださった方、ありがとうございました!

めったにやらかさないであろう出来事ですが、事件を未然に防ぐという意味でもこの記事が参考になれば幸いです。

 

それでは、今回はこの辺にしておきます。

 

ではではノシ

イベント会場で忘れ物に気づき、家まで取りに帰った

どうも、中パンダです。

先日の音けっとでは、不手際により頒布開始が2時間以上遅れるという失敗を犯しました。

これにより、イベント開催時間の半分以上が無になってしまいました。

今回は、今後二度と同じ失敗を犯さないようにという戒めの意味も込めて、不手際の詳細とその対策を書いていきます。

 

 

やらかしたこと

イベント前日

自分が運営するサークルの場合、壁サークルのように一度に何百枚も売るわけではないので、当日の頒布物やイベント準備物は全てスーツケースに入れています。

前日夜には試聴機材以外の全ての準備物をスーツケースに詰め込み、チェックリストまで作って厳重にチェックを済ませました。

また、イベントでは事前にマイクパフォーマンスを申し込んでいたので、そのための原稿を作り、音源も実際に流しながらシミュレーションしました。

そして、納得いくパフォーマンスができたのを確認し、準備は完了しました。

 

あとは当日を待つだけです。

 

もう、心配することなどなにも無いのです。

 

翌日のイベントへのワクワク感と一抹の不安感を抱きながら、その日は眠りにつきました。

 

 

イベント当日

完璧に準備されたスーツケースを閉じ、鍵をかけました。(これがのちに悲劇を生むことになろうとは知らずに・・・

この日のために用意した余所行きの服を着飾り、髪をセットし、スーツケースを手に取り・・・

 

いざ、晴れ舞台へと出発です。

 

電車に乗り込み、電車内ではマイクパフォーマンス用の原稿を見ながら最終の脳内シミュレーション。

事前にお願いしていた売り子と合流し、ついに音けっとの会場、難波御堂筋ホールに到着です!!

 

さっそくブースの設営をしようとポケットを探ったそのとき・・・

 

 

・・・

 

・・・

 

鍵が・・・無い!?!?

!?!?!?!?!?

 

・・・

 

その場に崩れ落ちました。

まさか、自分がそんな重大な失敗をするなんて・・・orz

 

しかし、まだ絶望するのは早い。

 

考えられるとすれば、

  • 道中で落とした
  • 家に置いてきた

の2パターンが考えられます。

仮に鍵を落とすような行動をとっていたとすれば、乗換駅構内の可能性が高いです。

時間はまだ11時半。

イベント開催時間は12時~16時なので、今から道中(特に乗換駅)を探せば、イベント時間中に見つけて戻ってこれるかもしれません。

 

そして、最悪家に鍵を置いてきていたとしても、イベント会場から家までは1時間半足らずで帰れるので、イベント後半戦には間に合います。

 

売り子の人にブースに残ってもらい、鍵を探しに行きました。(売り子の人、本当にありがとう・・・)

 

 

まず、最終下車駅の難波駅13番出口~地下鉄御堂筋線ホームを捜索

駅員にも落とし物確認をお願いしつつ、家に置いてきた可能性を考えて別の駅へ・・・

 

次に、新大阪駅の地下鉄ホーム~JR改札付近を捜索

ここにも鍵は無く、「家に置いてきた」説が濃厚になりました。

 

焦る気持ちを抑えながら家に帰ってみると・・・

 

鍵がある・・・(机の上に)

 

まさか机の上に堂々と置かれている鍵に気づかずに出発するとは・・・

すぐさま折り返しの電車に乗り込み、朝と全く同じルートで音けっと会場に戻りました。

 

実に往復3時間・・・

 

時刻は既に14時20分

2時間20分遅れでブース設営完了です。

 

 

不手際をネタにマイクパフォーマンスで笑いを取りつつ、イベント終了時間を迎えました。

 

対策

イベントのゴールデンタイム(開始直後~2時間ほど)を逃したため、売り上げに関してはかなり痛手を食らいました。

(それでも、鍵を取りに帰らなかった場合よりはマシだったのですが…)

しかし、今回はイベントが地元開催だったため取りに帰ることができましたが、これが東京などの地元以外だともう不可能です。諦めるしかありません。

 

そうならないように、対策を取らねばなりません。

(「鍵をかけない」は防犯上よろしくないので無しです)

 

1. 鍵を2か所に分散する

大抵のスーツケースの場合、鍵は2つセットでついている場合が多いです。(自分のものもそうでした)

そのため、1つの鍵を財布などの絶対に肌身離さず持っているものに入れておき、万が一手持ちのカギを忘れてしまっても、予備の鍵が使えるようにします。

これは同人イベントに限らず、旅行に行くときなどにも有効です。

 

2. 重要度の高いものは手持ちカバンに入れる

同人イベントで最も大事なものといえばやはり、サークルチケット・頒布物ではないでしょうか?

これらが無いとサークル主と売り子は人権を失います。

スーツケースに入れても鍵を無くしてしまうリスクを考えると、これら2つは肌身離さず持っている手持ちカバンの方に入れるのが良いかと思います。(頒布物が多い場合は全体の何割かを入れる)

こうすることで、「サークルチケットを無くして入場できない」「頒布物が全く無い」という最悪の事態を避けることができます。

 

3. 頒布物をイベント会場に事前搬入する

大抵の頒布物は段ボール箱の中に入っているので、頒布物を事前に会場に運び入れておけば、会場で開封することができます。

スーツケースのように、鍵を開けなければいけないものではないので、「頒布物が頒布できない」という事態を避けることができます。

 

4. 鍵をかけない

防犯上よろしくないので却下です。

 

おわりに

一部の人を除き、同人イベントは年に数回あるか無いかの一大イベントです。

しかし、自分のように不手際をしてしまうと、せっかくのイベントも台無しになってしまいます。

自分はやらかし太郎になってしまいましたが、同じ事態にならないことを願っています。

そして、自分もこれから対策をして、二度と同じ失敗をしないようにしようと思います。

 

当日は1人売り子をお願いしていた人がいましたが、2時間以上何もないブースに居てもらったにもかかわらず、その後のブース設営や売り子の役割を全うしてくれて、本当に感謝しています。(ありがとう)

また、こちらの都合にも関わらず、マイクパフォーマンスの順番を変更してくださった音けっと運営の方々、本当にありがとうございます。

そして、途中からの頒布開始にも関わらず、ブースに立ち寄ってくださった方々、本当にありがとうございます!

次回以降も音けっとには出展していきたいと思っているので、今後ともよろしくお願い致します!

 

それでは、今回はこの辺にしておきます。

 

ではではノシ