ご無沙汰しています。中パンダです。
前回の記事更新から1年以上経っていますね…
「この間何をやっていたんだ?」と思われた方も多いかもしれませんし、トップページの更新状況をみて、「もしかして別の活動にシフトしたのでは?」と思われた方もいるかもしれません。
ずばり、この1年間はブログを一旦休止し、Audiostockというサービスにひたすら曲を登録して、音楽収入を得る試みをしていました。
趣味として曲を作るというのはもちろん楽しいですが、ある時「もしこの趣味で収入が得られたら、最高の幸せなのでは?」と思い、始めてみました。
↓こちらが、自分のAudiostockマイページです。
こんな曲や
こんな曲などを登録しています。
今回は、Audiostockに曲を登録してみ間奏や、この活動を通して得られたものについて、記事を書いていきたいと思います!
Audiostockとは
Audiostockは映像制作・イベント・音効業務などでBGM・効果音を必要とするお客様に、安心・お手軽・高品質な音を届けるロイヤリティフリー音楽販売サービスです。
公式サイトにもあるように、いわゆる音楽配信サービスの一種です。
作曲家の場合はAudiostockにクリエイターとして登録します。その後、販売したい楽曲をAudiostockに登録し、購入やサブスクリプション利用などがあった場合に報酬を受け取ることができます。
Audiostockの方針として、音楽クリエイターの活動支援に力を入れているようで、楽曲販売のみならず、SpitifyやApple Music Storeなどへの楽曲配信代行やアルバム配信支援など、音楽配信を通じて報酬が受け取れる仕組みがいくつも用意されています。
単品販売の価格設定は1100円~となっており割高な印象ですが、個人だけでなく企業の方々も利用されるので、この価格設定で妥当なのかもしれません。むしろ安いかも…
売り上げ総括
自分は昨年6月下旬からAudiostockに曲を登録し始めましたが、2021年7月現在の登録状況は、
- BGM:95作品(うちコンピレーションアルバム参加数2作品)
- 効果音・SE:15作品
と、合計110作品を登録しています。(ただし、このうち30個は先月末に一気に登録したやつです(汗))
2021年6月の売り上げは10144円でした。ありがたいことに、過去最高金額です(笑)
使ってくださった方々、購入してくださった方々、ありがとうございます!
内訳は、
- サブスクリプション販売:3847円
- 単品販売:5197円
といった感じです。
この内訳は月によってかなり変動して、特に単品販売の場合は1か月に1曲も売れない月もありました。
売り上げも毎月変動するので、常に右肩上がりになるとは限りません。
ただ、登録して最初の月の売り上げは247円だったので、当時のことを考えれば相当伸びたとは思います(笑)
登録してみた感想
Audiostockに登録して1年が経ちましたが、感想としては次の通りです。
登録すれば確実に収入が増える
登録する曲のジャンルやクオリティなどにもよりますが、基本的に曲を登録すればするほど確実に収入は増えます。
Audiostock以外にも楽曲配信サービスは複数ありますが、楽曲配信時に登録料が発生するものが多い印象です。
なので赤字になるリスクが無く、かなり作曲家寄りなサービスだと言えます。
また、曲については様々な提供先・配信方法が用意されていますが、Audiostock側で権利処理などをしてくれるので、そういった面でのわずらわしさが少ないのもメリットだと思います。
ただし、1曲あたりの収入(特にサブスクリプション利用収入)で見るとそこまで高くは無いので、全体で見ればローリスク・ローリターンな印象です。
より多くの収入を得たいという方は、他のサービスも検討するのもアリです。
以上をまとめると、Audiostockは「音楽で稼ぐ」という感覚を手っ取り早くつかむことができる、エントリー向けなサービスかなという感想です。
自分磨きになる
配信サービスで曲を売るということは、人目に触れる場に自分の曲を晒し、さらに楽曲が商品として見られることになります。
そうなると、趣味で作曲していた時とは違った実践・競争の世界に身を置くことになり、そういった環境を通じて自分を磨くことができます。
音楽収入が欲しいという方以外でも、「曲を売ってその対価を得る」という行為を通じて、自分磨きができると思います。
具体的には、
- 曲のクオリティが上がる
- 作曲のスピードが上がる
- 曲を確実に完成させられるようになる
といった能力が身に付きます。
曲のクオリティが上がる
趣味で作曲するのであれば特に気にすることは無かったかもしれませんが、配信サービスに曲を登録するとなると、少なくとも商品として使い物になるレベルのクオリティが要求されます。
クオリティが低いと楽曲登録時の審査で落とされることもあるので、高い完成度を目指して曲を作る必要に迫られます。
すると、日々「この曲は商品として使えるレベルか?」ということを意識して作業するので、武者修行的な感じで自分の曲のクオリティが高まります。
作曲のスピードが上がる
先述のように、Audiostockでは曲を登録すればするほど収入は増えます。
人の欲望は底なしで、そこそこの収入を得たとしても、そこからさらに多くの収入を求めるようになります。
そうなると、より多くの曲を作り登録する必要がありますが、時間は有限です。
限りある時間の中でより多くの曲を作らなくてはなりません。
例えば毎月5曲登録するとしても、5曲入りミニCDを毎月リリースするのと同じような状態になります。
このような環境に身を置くと、否が応でも作曲のスピードを上げざるを得ず、結果として作曲が徐々に速くなっていきます。
曲を確実に完成させられるようになる
Audiostockでは、1ヶ月あたりの登録作品数に応じて売り上げ報酬の還元率が変わります。
この登録数は月末時点での数なので、ひと月に何曲登録するか、という目標を設定することができます。
目標が達成できなければ報酬は増えないので、何が何でも曲を完成させて登録しようとする(ハズです)。
必然的に、作りかけの曲を何としてでも完成させようと最後まで頑張るようになり、作曲途中で投げ出さなくなります。
自分の楽曲を俯瞰する視点を養える
趣味で曲を作っていると、ただ何となくふわっとしたイメージで曲を作ることもあるかもしれませんが、楽曲を配信するとなるとそういうわけにはいきません。
Audiostockで楽曲を配信する場合、以下の楽曲アピールを記入する必要があります。
- 楽曲の1行説明(20文字以内)
- 楽曲の関連タグ
- 詳細説明
これらを考える場合、これから登録しようとしている楽曲の使用用途や、誰向けの曲か、どんな雰囲気・ジャンルの曲かetcを予め明確にしておく必要があります。
先述の自分磨きにも通ずる部分がありますが、このようなことを常に考えながら自分の曲を聴くようになり、自分の楽曲を俯瞰的に見る力を養うことができます。
ノイズ・末尾処理に対する審査が厳しい
こちらは審査に関する感想です。
先ほども少し触れましたが、楽興を登録するときは必ず審査が入ります。
その際、ノイズや末尾処理(フェードアウト等)が不十分だと審査リテイクになります。(審査落ちにはならないようですが…)
このノイズや末尾処理ですが、ものすごく厳しいです。
耳を澄ましても気づかないレベルでも容赦なく引っかかります。
自分が作ってきた曲の中には、ノイズの原因を突き止めるためにDAWやプラグインの内部仕様まで考慮して、別のものに差し替えたりWAV化したりしなければならないものもありました。
ただ、そういった曲が全てNGかと言われればそうでもなく、きっちり作品紹介ページに明記すれば作品登録ができます。
例えばLo-fiヒップホップのようなジャンルでは、あえてノイズを混ぜて雰囲気を出しています。
また、ループして使用する前提の楽曲は末尾処理をあえてせず、曲が途切れることなく連続して再生できるようなものもあります。
ケースバイケースですが、ノイズや末尾処理などには十分気を付けないといけないことに変わりはありません。
まとめ
今回はAudiostockで1年間作品登録をしてみた感想ついて書きました。
最初は興味本位で始めた楽曲配信ですが、自分の好きなことでお金がもらえるというのは本当にすごいことだと思います。
なんといっても、好きなことができるだけでも楽しいですし、お金がもらえればそれで生活が潤うわけですから。
今後も、さらなる高みを目指して楽曲登録を続けていこうと思います!
【おまけ】Audiostock招待コード(2021年10月20日廃止)
※2021年10月21日追記
2021年10月20日をもって、「購入者招待コード」および「クリエイター招待コード」は廃止されました。
Audiostockでの楽曲・音素材配信に興味を持たれた方は、クリエイターとして登録してみてはいかがでしょうか?
この時、招待コードを使って登録すると、登録した方に報酬として300円(税込)が付与されます。(自分にも付与されます。win-winですね(笑))
会員登録時に、以下の招待コードを入力すると適用されるので、ぜひご活用ください!
招待コード → 「4tPeaL9kAjU8」
自分以外にも登録している方は多数いますが、もしこの記事を読んで興味を持たれた方は、こちらの招待コードを使っていただけると嬉しいです。
この機会に検討してみてはいかがでしょうか?
以上、招待コードのお知らせでした!
ではではノシ