中パンダイアリー

作曲のTIPS、日々の活動など色々書いていきます。同人音楽サークル「PND音楽館」にて作曲したりしています。

ようこそ、PND音楽館へ

このブログは、同人音楽サークル「PND音楽館」代表の中パンダによる活動広報兼雑記用のブログです。

イベント出展情報は現在このブログに掲載しております。

 

当記事について

この記事には現在、当サークルの紹介・制作作品・連絡先等の情報を載せております。

将来、独自ホームページを作成するまでの仮置きとしています。

 

目次

 

News

2020/05/02-05:コミックマーケットC98(エアコミケ) に参加 ありがとうございました!

 

About

2015年12月の冬コミ(C89)より同人活動を開始。

ピアノサウンドに重点を置き、その存在感を際立たせた作風を持つ。主な制作ジャンルはロックおよびトランスだが、バラードやハウスなども作り、制作の幅は広い。東方Projectの楽曲やボカロ曲に強く影響を受けており、いわゆる"発狂ピアノ"と言われるうねるようなピアノアルペジオを多用する。また、インスト・歌ものを問わずキャッチーなメロディを持つ。全体的に激しい曲調が多いが、しっとり落ち着いた曲も作る。

  • 「激しさの中にある静けさ」
  • 「荒々しさの中にある美しさ」
  • 「楽しさの中にある悲しさ」

がモットー

 

History

2015/02/10 : C88参加に向けサークルを立ち上げる

2015/06/30 : C88への書類不備落選が確定

2015/12/31 : C89に初出展&1stアルバム「Piano Sounds Story」発表

2016/04/24 : 2016春M3に初出展&2ndアルバム「Cherry Blossom Sounds」発表

2016/08/14 : C90に出展&3rdアルバム「Shining Days Memory」発表&1stアルバム完売!

2016/10/28 : C91への抽選洩れ落選が確定

2016/10/30 : 2016秋M3に出展&実験的にCD無料配布を実施

2016/11/18-20 : 第5回APOLLOにてCDを販売

2017/04/30 : 2017春M3に出展&4thアルバム「Dawn Sounds Journey」発表

2017/05/14 : 関西コミティア50に初出展

2017/06/17-19 : 第6回APOLLOにてCDを販売

2017/08/11 : C92に出展&2ndアルバム完売!

2017/10/29 : 2017秋M3に出展

2017/11/02 : C93への抽選洩れ落選が確定

2017/11/18-19 : 第7回APOLLOにてCDを販売

2018/06/01-03 : BOOTH Festival APOLLO 08 にてCDを販売

2018/08/10 : C94に出展&5thアルバム「Alive Past Tragedy」発表

2018/10/28 : 2018秋M3に出展

2018/11/02 : C95への抽選洩れ落選が確定

2018/11/17-18 : BOOTH Festival APOLLO 09 にてCDを販売

2018/12/02 : 第二回音けっと(in 大阪なんば)に初出展&3rdアルバム完売!

2019/01/20 : 関西コミティア54に出展&4thアルバム完売!

2019/04/29 : 2019春M3に出展(平成最後のサークル参加イベント

2019/06/07 : C96への抽選漏れ落選が確定

2019/10/27 : 2019秋M3に出展&6thアルバム「Trail For Revival」発表

2019/11/23-24 : BOOTH Festival APOLLO 第10回 にてCDを販売

2019/12/08 : 第四回音けっと(in 大阪なんば)に出展

2019/12/31 : C97に出展

2020/01/19 : 関西コミティア57に出展

2020/03/01 : 2020春M3に出展

2020/05/02-05:コミックマーケットC98(エアコミケ) に参加

 

Music

YoutubeにPV付きで曲をあげています

www.youtube.com

以下、SoundCloud上の曲です。

 

壮大な感じのピアノトランスです。

soundcloud.com

 

トランスの要素を取り入れたピアノ曲です。

soundcloud.com

 

夜景をテーマにしたボカロ曲(ロック)です。

soundcloud.com

 

激しめの和風ロックです。

soundcloud.com

 

 

Discography

発表したCDはイベントで完売後一定期間をおいた後、以下のサイトよりDL販売を行います。

ただし、ネット上の即売会APOLLO開催中はCD・DLどちらも購入可能です。

全期間購入可能にしました!

PND音楽館 - BOOTH(同人誌通販・ダウンロード)

※画像をクリックorタップすると、SoundCloudの再生ページに飛びます。

 

6th Trail For Revival

 Released at M3, 2019-Autumn (2019/10/27)

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 Click img (Play on SoundCloud)

 

5th Alive Past Tragedy

 Released at Comic Market 94, Summer (2018/08/10)

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 Click img (Play on SoundCloud)

 

4th Dawn Sounds Journey

 Released at M3, 2017-Spring (2017/04/30)

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 Click img (Play on SoundCloud)

 

3rd Shining Days Memory

 Released at Comic Market 90, Summer (2016/08/14)

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 Click img (Play on SoundCloud)

 

2nd Cherry Blossom Sounds

 Released at M3, 2016-Spring (2016/04/24)

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 Click img (Play on SoundCloud)

 

1st Piano Sounds Story

 Released at Comic Market 89, Winter (2015/12/31)

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 Click img (Play on SoundCloud)

 

Contact

当記事にコメントしていただくか、以下のメールアドレスまでご連絡ください。 

 contact.pndmusichouse(アット)gmail(.)com

 

メールアドレス自動収集プログラム回避のため、お手数ですが、(アット)→@, (.)com→.com にそれぞれ変換をお願いします。

 

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中パンダ@秋M3 H-21b (@whitepanda924) | Twitter

【曲が思いつかない対策】ループサンプルを参考に曲のアイデアを得る

どうも、中パンダです。

作曲をしているほとんどの人が経験するであろう出来事の一つに、「曲が思いつかない」ということがあります。

自分もよく経験することで、新しいプロジェクトファイルを作ったはいいものの、何も思い浮かばずに終わってしまうことが多々あります。

今回は、そんな曲が思いつかないときの解決策の一つとして、ループサンプルを使った方法について記事を書いていきたいと思います!

 

 

解決策

曲が思いつかない時の解決策の一つは、

 

ループサンプルを聴いて、そこから曲のイメージを膨らませていく

 

というものです。

ループサンプルとは、楽器のフレーズやドラムのリズムパターンが、1,2,4小節といったある程度まとまった長さであらかじめ作られている音素材のことです。

 

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ループサンプルイメージ

フリーで配布されている素材も含めて完成度が非常に高く、音を聞いただけで曲の世界観を想像できるものも数多くあります。

半面、既にフレーズや音色が作り込まれているので、作れるフレーズやジャンル等は制限されてしまいます。

曲が思いつかない原因の一つとして、作れる幅が広すぎて方向性が決まらないということが挙げられます。

そのため、今回はこのループサンプルが持つ欠点を逆に利用し、作曲にある程度の縛りを入れることで作曲を進めるという作戦です。

 

使用したサンプル

今回使用したループサンプルは、SHARP - Summer Piano Loops に含まれる音源で、ハウス系のピアノコードが100種類収録されています。

以下のリンクからフリーでダウンロードできます。

www.functionloops.com

 

www.youtube.com

こちらのデモ音源1:02~1:17で流れているピアノコードのループサンプルを使いました。

 

作曲の流れ

コード進行の把握

 先ほど選んだループサンプルのキー・コード進行を把握します。

今回は、幸いにもループサンプルがMIDIデータでも収録されているので、こちらを参考にします。

すると、コード進行は次のようになりました。

 F#m7/9 | G#m7 | F#m7/9 | G#m7 | F#m7/9 | G#m7 | G#m7 | F#m7

 

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MIDIファイルコード

基本的に7thコードで、F#m7については9thのテンションがついています。

 

また、使われている音を全て書き出すと、EメジャーorC#マイナースケールと同じ音の並びになります。

ここで、Eメジャースケールと仮定すると、コードの度数表記は

 

Ⅱm7/9 | Ⅲm7 | Ⅱm7/9 | Ⅲm7 | Ⅱm7/9 | Ⅲm7 | Ⅲm7 | Ⅱm7/9 |

 

一方、C#マイナースケールと仮定すると、

 

Ⅳm7/9 | Ⅴm7 | Ⅳm7/9 | Ⅴm7 | Ⅳm7/9 | Ⅴm7 | Ⅴm7 | Ⅳm7/9 |

 

となり、どちらで考えてもトニック(T)であるⅠとⅥが存在しないことが分かります。

トニックは曲の安定感に関わるコード機能なので、今回使うループサンプルでは安定感が無く、調性も曖昧になると予想されます。

そのため、今回はメジャースケールかマイナースケールかは決めず、どっちつかずな曲として作曲を進めていきます。

 

ジャンルの決定

先ほども書いたように、今回使うのループサンプルには7thや9thが含まれており、お洒落な要素を持っていることが分かりました。

また、サイドチェインがかかったように音がうねっており、テンポ感からハウスの雰囲気が最も合いそうです。(ダウンロードページにもハウスについて書かれており、そちらも参考にしました)

そこで今回は、お洒落系ハウスで曲を作ることにしました。

 

楽器選択(暫定)

ジャンルが決まったら、ループサンプル込みでひとまず4~8小節程度の短い曲を作ってみます。

今回はハウスなのでとりあえず、電子ドラム、スラップベース、シンセ(和音)あたりを追加し、よくありがちなフレーズを並べてよくありそうな雰囲気のループを作りました。

フレーズの追加は次の通りです。

  • ドラム:4つ打ちで8分の裏にハイハット(時々16分音符)、2拍目と4拍目にハンドクラップ
  • ベース:8分音符のオクターブ奏法ベース(時々16分)
  • シンセ和音:コードの伸ばしそのまま

 

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とりあえず曲にする

 

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ドラムフレーズ

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ベースフレーズ

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シンセ和音

リズムは、ループサンプルに合わせるとより雰囲気が出ると思います。

今回は16分音符の位置でピアノコードが鳴っている箇所があるので、それに合わせてスラップベースのフレーズも16分音符を意識したフレーズにしました。

また、ドラムも同じく16分を意識して細かめのフレーズを作りました。

 

テーマ決定

ここまでは「とりあえず」曲を作ってきましたが、ここからは曲のテーマを決めて本格的に作曲していきます。

テーマを決めるときは、より具体的であればあるほど、曲のコンセプトがブレず、"いい曲"が作りやすくなります。

以下に、意識すると効果的なポイントを書いていきます。

  • どんなシチュエーションで使われる曲か?(時間帯は?場所は?誰がいる設定か?etc)
  • 聴く人はだれか?
  • 伝えたいメッセージは何か?(伝えたい"雰囲気"でもよい)

作ったのがGW期間中の晴れた日だったということもあり、先ほどのポイントに当てはめて考えてみると、次のようになりました。

  • シチュエーション → 5月の澄み渡った青空を見上げる人々
  • 伝えたい雰囲気 → 爽快感
  • 聴く人 → 在宅勤務中の人

ここから、今回のテーマは

 

「お昼のニュース番組に使えそうな、青空をイメージした爽快感ある曲」

 

にしました。

 

楽器の正式決定

テーマが決まったので、これに沿うように楽器を選び直します。

今回の場合は、「とりあえず」作っていた曲に次のような変更を加えました。 

  • FX系を多めに追加 → 高音域による空気感で青空を表現
  • キラキラ系のシンセサウンドを追加 → 上と同じ理由
  • ストリングスを追加 → ニュース番組らしく少し格式高い感じに

 

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楽器を追加・変更する

 

フレーズの調整

楽器選びと同時に、フレーズの調整もしていきます。

今回は

  • ストリングス:スタッカートを利かせた明るい系で跳ねる感じのメロディ
  • キラキラシンセ:高音(今回はB音)の伸びを意識した対旋律

を意識してフレーズを作りました。

 

完成!

ここまでのステップを経て、出来上がった曲がこちらになります。

 

soundcloud.com

 

お昼、澄み渡った5月の青空が見えてきますでしょうか?(笑)

 

おわりに

今回は、曲が思いつかない時にループサンプルを使って曲のアイデアを得る方法について紹介しました。

「曲が思いつかない」というのはなかなか厄介なやつで、思いつくまで長い時間を費やしてしまったりして無駄が多く発生しがちです。

作曲の経験値を稼ぐためにも、こういった無駄をなくしていきたいものです。

今回紹介した方法は、曲を無理やりひねり出す方法の一つにすぎませんが、参考になれば幸いです。

 

それでは、今回はこの辺にしておきます。

 

ではではノシ

 

【作例あり】1990年代風ユーロビートの作り方(編曲編)

どうも、中パンダです。

 

前回の記事で、1990年代風ユーロビートの作曲について書きました。

今回はその続編として、編曲の記事を書いていきます。

 

作曲編はこちら↓

whitepanda924.hatenablog.com

 

"ユーロビートらしさ"を出すための重要な要素の一つに、使用楽器とそのフレージングがあります。

この2つの要素を意識することで、より一層ユーロビートっぽい曲に仕上げることができます。

以下に、制作のポイントと自作曲を使った例を紹介していきます。

※あくまで個人的な見解なのでいろいろ間違っているかもしれませんが、ご了承ください

 

 

編曲面の主な特徴

オクターブベース

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オクターブベースイメージ

ベースにおいて、基の音とその1オクターブ上の音とを交互に繰り返すフレーズが多用されます。

基本的には8分音符の長さで繰り返されることが多いですが、裏拍の音を強調している曲が多い印象です。

 

ハードロック風ギター

ディストーションをがっつりかけ、かつハードロック風の激しい奏法が多く用いられます。

具体的には、ブリッジミュートを利かせた刻みフレーズやパワーコード、速弾きのリフなどが使われます。

 

SuperSawリードシンセ

ユーロビートではリードシンセの音色に大きな特徴があります。

基本となるのはSuperSawと呼ばれる音色で、少しずつ音程をずらした複数(6~8個程度)のノコギリ波を重ね合わせて作られます。(曲によっては、ノコギリ波の他に矩形波が使われている場合もあります)

これに加え、音量や音程・フィルター・FM変調などを高速で変化させてアタック成分が強調されており、全体的にわずかにビブラートがかかった音色となっています。

 

4つ打ちバスドラム中心のリズム隊

ダンスミュージック全般にも言えることですが、リズム隊の中でも特にバスドラムに重きが置かれており、4分音符間隔で等間隔に打ち込まれる、いわゆる4つ打ちとなっています。

逆にスネアはあまり目立たせず、後ろの方でさりげなく聞こえる程度の音量で鳴っている場合が多いです。

音色の特徴として、バスドラムは高音成分(5kHz以上)を含むものがよく用いられます。(「ドスッ」とした感じの音色)

 

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バスドラム周波数イメージ

 

曲の解説(編曲)

以上を踏まえて、実際にユーロビート風の編曲をしていきます。

今回解説する曲の構成楽器は、ドラム・ベース・エレキギターシンセサイザーです。

特にシンセは、用途によっていくつか使い分けをしています。

以下に、各楽器の使い方を解説していきます。

 

ドラム

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ドラムフレーズ(シンセリフ部分)

フィルインなどごく一部を除き、4つ打ちでドラムフレーズを作りました。

バスドラムを強調し、スネアはわずかに聞こえる程度に鳴らしています。(実際に聞いても、スネアはほとんど聞こえなかったかと思います)

 

ベース

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ベースフレーズ(イントロ)

一部を除き、曲全体でオクターブベースを使っています。

基本的にコードのベース音をなぞり、一部ではオンコードとしてベース音以外の音も使っています。

また、裏拍を強調するため、このトラックにはサイドチェインのかかったコンプレッサーをエフェクトとして適用しています。

サイドチェインとは、あるエフェクトのかかり具合を別のトラックの信号で制御することで、今回はバスドラムが鳴った瞬間にベースに対してコンプがかかるように設定しました。

 

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サイドチェインイメージ

この時、サイドチェインのコントロールをしやすくするため、バスドラムのトラックとは別にサイドチェイン専用のトラックを作り、そこからベースのコンプを制御しています。

 

エレキギター

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ギターフレーズ(Aメロ)

パワーコードを中心に、ブリッジミュートを利かせたハードロックな感じのフレーズにしました。

今回使ったのはKMG7というメタル仕様のギター音源で、パワーコード・ブリッジミュート等の奏法がキースイッチを使って切り替えられます。

そのため、フレーズとキースイッチを合わせて確認していただくと演奏がイメージしやすいかと思います。

 

major7th.jp

 

ちなみに、今回使ったキースイッチは次の通りです。

  • D1:パワーコード(ルート+5th)
  • D#1:ブリッジミュート(ルート+5th)
  • E1:FX(グリッサンド奏法など)
  • G1:単音
  • G#1:ブリッジミュート(単音)

ブリッジミュートを16分音符で高速に刻む場合は単音弾きのG#1、存在感ある強い響きが欲しい場合はルート+5thのD#1のキースイッチを使って、演奏に表情を付けました。

 

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イントロリフ

また、イントロでは単音弾きのキースイッチG1を使い、速弾きを意識したフレーズにしました。

フレーズは1拍6連符(1拍の長さを6等分した長さ。8分3連符と長さは同じ)を中心に構成しました。

ポップス音楽では、2分音符・4分音符・8音符・16音符…のように、2のn乗で音符が分割されることが多いです。

そのため、あえてそれ以外の分割数の音符を取り入れることで、曲にリズムのずれが生まれ、今回のように早いテンポの曲ではスピード感を出すことができます。

また、部分的にピッチベンドを使い、チョーキング奏法を再現しています。

 

シンセサイザー

リードシンセ

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リードシンセ設定

SuperSawをベースに音色を作りました。使用音源はNative Instruments社のMASSIVEです。

ユーロビートらしさを出すために、今回は立ち上がりの音程を瞬間的に変化させて(1Env)アタックを強調し、わずかにビブラート(5LFO)をかけました。

 

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シンセリフフレーズ

また、1トラックで鳴らすのではなく、中音域担当と高音域担当の2つのトラックに分けて鳴らしています。

  • 中音域担当:高音域をカットして音の芯を残す
  • 高音域担当:サチュレーターをかけて豪華さを演出

同じフレーズを複数の音色で鳴らすことで、より細かい調整を行うことができます。

この手の手法は、他のダンスミュージックでもよく用いられます。 

 

コードシンセ

リードシンセを同じくSuperSawをベースに音色を作っていますが、こちらは曲の背後に溶け込ませるためにリバーブを多めにかけています。

他ジャンルで言うと、トランスのバッキングコードがイメージに近いです。

 

対旋律シンセ

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対旋律(Aメロ)

リードシンセと音色が近いものを使っています。

対旋律の基本は、メインのメロディとは逆の動きをするということです。

Aメロでは、メロディが伸ばし音の時、対旋律で合いの手として刻みのフレーズを鳴らしています。(見やすくするため、対旋律を1オクターブ上に表示しています)

 

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対旋律(サビ)

また、サビの後半(1分13秒以降)では、主音であるC#の音を中心に、高低差の少ない、刻み中心のフレーズにしています。

細かいフレーズを使うことで、スピード感を出すと共に曲を盛り上げることができます。

 

対旋律の関連記事↓(注意:別の曲を解説しています)

whitepanda924.hatenablog.com

 

シンセアルペジオ

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アルペジオフレーズ

ユーロビートでは、サウンドを華やかにするためにシンセアルペジオもよく使われます。

今回は下手に難しいことをせず、コードの構成音をなぞらせるようなフレーズにしました。

また、歯切れのよい音にするため、ノート長を少し短めに設定しました。(Max120Tickに対して70~80Tick)

 

おわりに

今回は、90年代風ユーロビートの編曲について、自作曲を交えながら解説しました。

前回の記事と合わせて、これだけ特徴をおさえていれば、かなりユーロビートらしい曲が作れると思います。

今回解説に用いた曲は2時間ほどで作った即興曲なので、もっと作り込んでいける部分があると思います。(シンセの音色など)

作例の一部にはなってしまいますが、この記事が90年代風のユーロビートを作る際の参考になれば幸いです!

 

それでは、今回はこの辺にしてきます。

 

ではではノシ

 

 

 

【作例あり】1990年代風ユーロビートの作り方(作曲編)

どうも、中パンダです。

皆さんは、普段ユーロビートは聴いているでしょうか?もしくは、作ったりしているでしょうか?

昨今のメジャーシーンでは、ごく一部を除いてユーロビートを聞く機会はあまりないかもしれません。

しかし、コアなファンが多いジャンルなので、作ってみたいという方もそれなりにいるかと思います。

今回は、特に1990年代に作られたユーロビートに注目して、自作曲を交えながらその作り方を解説していきたいと思います!

解説に使うのは、1年以上前になりますが深夜の2時間DTMで作ったこちらの曲です。

 

編曲編はこちら↓

whitepanda924.hatenablog.com

 

 

 

ユーロビートの分類について

1980年代を中心に世界的に流行していたユーロビートですが、年代によって大きく2種類に分けられます。

80年代ユーロビート

BPM120~130の曲がほとんどで、世界的に流行していた頃のユーロビートがこれに当たります。

前身となるHi-NRGハイエナジー)の流れを受け継いだオクターブ奏法のベース・TR808系キックの4つ打ち・電子楽器と生楽器を複合したサウンド等が特徴です。

 

以下、代表曲です。

www.youtube.com

 

www.youtube.com

 

www.youtube.com

 

90年代ユーロビート

BPM150~160と80年代よりもテンポが速くなり、シンセがより派手なものになっていきます。

世界的に見れば、ユーロビートは1990年代にはブームが過ぎて下火になっていましたが、日本ではその後も人気が根強く残りました。

いわば、日本でのみ流行していたものがこちらになります。

 

以下、代表曲です。

www.youtube.com

 

www.youtube.com

 

www.youtube.com

 

今回は、後者に着目します。

 

音階(スケール)

ユーロビートにはペンタトニックスケールがよく使われます。

いくつかの記事では既に紹介していますが、このスケールは1オクターブの中に5つの音が含まれるスケールで、和風音楽や東南アジアのガムランスコットランド民謡、南米民謡など世界中で見られます。

このうち、ユーロビートで使われるのはメジャーペンタトニックスケールとマイナーペンタトニックスケールで、この2つは偶然にも和風音階(それぞれヨナ抜き長音階とニロ抜き短音階)と一致しています。

そのため、ヨーロッパ発祥のジャンルでありながら日本人にとって馴染みやすいジャンルであると言えます。

このほか、マイナーペンタトニックスケールに6度の音を加えた、いわゆる「6度抜きマイナースケール」もよく使われます。

 

和風音階の関連記事↓(注意:別の曲を解説しています)

whitepanda924.hatenablog.com

whitepanda924.hatenablog.com

 

6度抜きマイナースケールの記事↓(注意:別の曲を解説しています)

whitepanda924.hatenablog.com

 

よく使われるコード進行

あくまで個人的な意見ですが、音楽理論的に模範的なコード進行が多いように感じます。

具体的には、サブドミナント(SD)→ドミナント(D)→トニック(T)と、順番にコードの機能が流れていくコード進行が多い印象です。

よく使われるものとして、以下の進行があります。("|"はコードの区切り。それぞれのコードを鳴らす長さは指定しない)(カッコ内はCメジャーorAマイナースケールでのコード進行)

 

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Ⅳ (SD) | Ⅴ (D) | Ⅵm (T) (F | G | Am)

サブドミナントのふわっとした雰囲気から始まり、だんだんとベース音が上昇していく高揚感あるコード進行です。

サビやシンセリフで使われる頻度が極めて高く、個人的には"キメ"のコード進行として多用されている印象があります。

 

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Ⅳ (SD) | Ⅴ (D) | Ⅲm (D) | Ⅵm (T) (F | G | Em | Am)

サブドミナントで始まる点は先ほどと同じですが、こちらはドミナントが2回出現します。

そのため"進行感"がとても強く、サビで使われる頻度が高いコード進行です。

また、JPOP王道進行の一つでもあり、このコード進行を使うと日本のポップス音楽に近い響きになります。

 

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Ⅵm (T) | Ⅳ (SD) | Ⅴ (D) ( | Ⅵm (T) ) ・・・ (Am | F | G | (Am))

SD→Dの流れを後半に持っていき、その後トニックにつなげるイメージのコード進行です。

 

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Ⅵm (T) | Ⅰ (T) | Ⅱm or Ⅱ (SD) (Am | C | Dm or D)

SD→Dの流れはありませんが、マイナー系のユーロビートに比較的多くみられるコード進行です。

このとき、ⅡmをⅡにすると一瞬だけスケール内に無い音が入り、曲の雰囲気にアクセントをつけることができます。

 

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Ⅵm (T) | Ⅳ (SD) | Ⅴ (D) | Ⅰ (T) (Am | F | G | C)

先述のコード進行ほどの出現頻度はありませんが、それなりによく使われるコード進行です。

いわゆる小室進行で、サビでよく使われる印象です。

 

曲構成

ほとんどのユーロビートは次のような構成で作られています。

  • イントロ8or16or32小節
  • シンセリフ8小節
  • Aメロ8小節
  • Bメロ8小節
  • サビ8or16小節

 

イントロとAメロの間に、シンセサイザーによる印象的なリフが入るパート(シンセリフ)があるのが特徴です。

このパートの出来が曲全体の印象を決めると言っても過言ではないくらい、曲中で重要なパートとなります。

全体を通して、8の倍数で小節を区切る場合が極めて多いです。

そのため、オリジナリティを出すにはあえて奇数小節(1,3,5,7etc)や3/4拍子小節などを組み込むのも有効かもしれません。

 

作例の解説(作曲)

今回解説する曲の構成は

  • 最初~13秒付近:イントロ(8小節)
  • 13秒付近~25秒付近:シンセリフ(8小節)
  • 25秒付近~49秒付近:Aメロ(16小節)
  • 49秒付近~1分1秒付近:Bメロ(8小節)
  • 1分1秒付近~1分25秒付近:サビ(16小節)
  • 1分25秒付近~最後:シンセリフ(8小節)

で、イントロ~BメロがF#マイナースケール、サビがC#マイナースケールとなります。

全体的にアニメ「頭文字D」の挿入歌で使われているような曲を意識して作りました。

以下に、各パートの解説をしていきます。

なお、解説する曲はメジャー・マイナーの調性が曖昧なため、特にコードの度数は全てメジャースケール基準で表記します。

 

メロディ

イントロ

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イントロフレーズ

F#の音を中心に、複雑すぎないシンプルなフレーズにしています。

ユーロビートは、短く刻むようなシンセフレーズを使ってリズム感を出す曲が多い印象なので、この曲でもノートの長さを短くしたフレーズを多用しています。

 

シンセリフ

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シンセリフフレーズ

先ほども書いた通り、シンセリフは曲中で極めて大事なパートなので、いかに聴き手の印象に残すかが重要になります。

そのため、マイナーペンタトニックスケールを使った16分音符中心のうねるようなフレーズを作りました。

イントロと同様、スタッカートを利かせたシンセの同音連打も多用しています。

 

Aメロ

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メロディ(Aメロ)

F#マイナーペンタトニックスケールに6度の音(G#)を加えた、いわゆる6度抜きマイナースケールを使いました。

8分音符主体で裏拍を意識したメロディになっています。

シンセリフがうねるような高低差のあるフレーズだったので、Aメロではそれと対比させて、少し抑え気味にメロディを作りました。

 

Bメロ

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メロディ(Bメロ)

こちらもいわゆる6度抜きマイナースケールで、F#マイナーキーになります。

Aメロと同じ8分音符が主体のメロディですが、Aメロとの対比のために気持ち表拍を意識したメロディにしました。

 

サビ

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メロディ(サビ前半)

 

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メロディ(サビ後半)

サビのメロディはC#マイナーペンタトニックスケールで作りました。

C#マイナースケールの音のうち、2番目と6番目の音(D#とA)を避けるようにメロディが作られている様子が分かるかと思います。

付点8分や16分音符を使い、AメロやBメロとはかなり違う雰囲気のメロディにしています。

サビは曲中で一番盛り上がるパートなので、曲全体の中での最高音C#の音を使っています。

また、ガツンと来るサビにしたかったのでメロディは小節頭から始め、小節の途中からメロディが始まるAメロや、手前の小節からメロディが始まるBメロとも対比させています。

パートが進むにつれて曲が盛り上がり、最後は最高音C#の音を延ばしてテンションMAXの状態でサビが終わります。

 

コード進行

イントロ

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イントロコード

先ほども書いた、よく使われるコード進行を使っています。

元々この部分のコード進行は | F#m | A Bm | でしたが、Bmだと曲調が重くなる印象だったので、Bに変更しました。

BのコードはF#マイナースケールに含まれないD#の音が入っていますが、メジャーコードに変更したことでユーロビートらしい軽快な感じの曲調にすることができます。

 

シンセリフ

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シンセリフコード

こちらのパートでも、よく使われる | Ⅳ | Ⅴ | Ⅵm | を含んだコード進行を使っています。

シンセリフパートの出来は極めて大事なので、"キメ"のコード進行を使いました。

 

Aメロ

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Aメロコード

| Ⅵm | Ⅴ | Ⅳ | Ⅴ | の流れを繰り返す、シンプルなコード進行です。

シンセリフが派手なパートだったので、それと対比する形で1小節単位でコードチェンジするシンプルなものを使いました。

 

Bメロ

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Bメロコード

SD→Dの流れが無いコード進行が中心のパートです。

個人的に、Bメロは多少自由に作っても許されるパートだと考えているので、いわゆる"ユーロビートっぽくない"コード進行を使ってみました。

また、D→A→Eの進行を繰り返すだけでは面白くないので、2回目はAのベース音をC#に変えてオンコード(A/C#)にしました。

さらに、サビでC#マイナースケールに転調することを考えて、最後の2小節はC#マイナースケールに含まれるコードを選んで使いました。(F#mはF#マイナーにおけるⅥmであり、C#マイナーにおけるⅡmと見なせる)

こうすることで、サビで転調することを聴き手にさりげなく意識させることができます。

 

サビ

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サビコード(前半)

ここはやはりキメの | Ⅳ | Ⅴ | Ⅵ | を使います(笑)

最後のオンコードF#/A#は、次のAにベースが半音でつながるようにするためのコードです。(B→A#→Aとベース音が変化する)

 

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サビコード(後半)

サビの最後は、進行感の強い | Ⅳ | Ⅴ | Ⅲm | Ⅵm | を使って締めくくります。

 

おわりに

今回は、90年代風ユーロビートの作曲方法について解説しました。

自分も趣味でユーロビートを何曲か作ることがありますが、音階が日本的だったり、曲構成がJPOPと似ていたりと、洋楽とは思えないくらい日本の音楽に似ている印象があります。

このジャンルを突き詰めていけば、日本のポップス音楽のことも同時に理解できそうな気がしますが、まだまだそこまでは自分も行きついていません…

いつの日か、その辺りも理解できたらいいな、と思っています。

また、ユーロビートの編曲編記事もありますので、こちらもよろしければ参考にしてみてください!

 

それでは、今回はこの辺にしておきます。

 

ではではノシ

【作例あり】Future Bassで使えるお洒落なコード進行

どうも、中パンダです。

 

Future Bassを作る際の重要な要素の一つに、コード進行があります。

いくつかの解説記事や動画を見ていると、この手のジャンルでは(曲にもよりますが)全体的に「お洒落なコード進行」が多いとされています。

ただ、実際にこの手のコード進行を使おうとしても、どんなコード進行かわからないという方もいらっしゃるかと思います。

今回は、Future Bassで使えそうなお洒落なコード進行について、コードの仕組みに触れながらいくつか紹介していきたいと思います!

また、いくつかのコード進行については自作曲を交えて紹介したいと思います!

※説明を簡単にするため、コードは全てCメジャースケールで考えます。(カッコ内がCメジャーにおけるコード)

 

 

「お洒落なコード」について

そもそも、お洒落なコードとはどういうものでしょうか?

Future Bassからは離れますが、ジャズの理論書によると、セブンスコードやテンションコードがお洒落であるとされています。

これらのコードは構成音が4つ以上含まれており、響きが複雑になります。

この複雑さが「お洒落」の要因の一つとされています。(これ以外にもお洒落に聞こえる要因はありますが、今回は割愛します)

 

セブンスコード

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3和音のコード(Cメジャースケール)

 

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セブンスコード(Cメジャースケール)

3和音のコードに7度の音を足したものをセブンスコードと呼びます。1オクターブの中に4つの音が入ることで響きが複雑になり、Ⅶm7-5とⅤ7以外はお洒落な響きになります。

Ⅶm7-5とⅤ7のコードについては、構成音の中に増4度(半音6つ分)の音程が含まれており、お洒落というよりは緊張感のある響きになります。(この音程は別名トライトーンと呼ばれます)

  • Ⅶm7-5(Bm7-5):ルートと5度が増4度
  • Ⅴ7(G7):3度と7度が増4度 (共にBとFの音程に相当)

 

コード進行を考える際は、この2つのコードの扱いに注意すると比較的簡単にお洒落なコード進行を作ることができます。(と言いつつ割とよく使われるんですが、慣れないうちは避けることをお勧めします(汗))

 

コード進行例

ここから先は、実際に曲中で使える可能性があるコード進行について紹介します。

(可能性がある、と言わざるを得ないのは、該当するコード進行を使ったFutureBassの楽曲を発見できなかったからです。ごめんなさい…)

まずは安直に、ポップスなどでよく使われるコード進行を片っ端からセブンスコードにしてみましょう!(先述2つのコードには注意です)

 

JPOP王道進行型(ⅣM7 | Ⅴ7 | Ⅲm7 | Ⅵm7)

Ⅳ | Ⅴ | Ⅲm | Ⅵm( F | G | Em | Am )

 

このコード進行はJPOPにおいて非常によく使われるコード進行ですが、これを全てセブンスコードにします。

こうすることでお洒落さが増し、FutureBassでも使える可能性があります

 

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ⅣM7 | Ⅴ7 | Ⅲm7 | Ⅵm7(FM7 | G7 | Em7 | Am7)

 

また、Ⅵm7をセブンスコードにせずⅥmのままにしておくと、コードの"解決した感"が強くなり、コード進行の勢いが強くなります。

 

ⅣM7 | Ⅴ7 | Ⅲm7 | Ⅵm(FM7 | G7 | Em7 | Am)

 

この他、Ⅴ7をセブンスコードにせずそのままにした以下のようなコード進行も考えられます。

こちらは、Ⅴ7の緊張感ある響きが無くなったことで、よりお洒落な雰囲気になります。

 

ⅣM7 | Ⅴ | Ⅲm7 | Ⅵm7(FM7 | G | Em7 | Am7)

 

この辺りは、曲の雰囲気に合わせてセブンスにすべきかどうか考える必要があります。

 

小室進行型(Ⅵm7 | ⅣM7 | Ⅴ7 | Ⅰm7)

Ⅵm | Ⅳ | Ⅴ | Ⅰ(Am | F | G | C )

 

小室哲哉氏が多用したことから名前が付けられたコード進行ですが、これもセブンスコードにしてみます。

 

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Ⅵm7 | ⅣM7 | Ⅴ7 | Ⅰm7(Am7 | FM7 | G7 | CM7 )

 

個人的にはやはりⅤ7の響きが気になるので、ここはセブンスコードにせずにコード進行を組んだほうがお洒落だと思います。

 

Ⅵm7 | ⅣM7 | Ⅴ | Ⅰm7(Am7 | FM7 | G | CM7 )

 

PopPunk進行(Ⅵm7 | ⅣM7 | ⅠM7 | Ⅴ)

Ⅵm | Ⅳ | Ⅰ | Ⅴ(Am | F | C |G )

 

洋楽でよく見られるコード進行ですが、これもセブンス(ry

 

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Ⅵm7 | ⅣM7 | ⅠM7 | Ⅴ7(Am7 | FM7 | CM7 | G7)

 

なお、PopPunk進行にはコードの順番を並び替えた3つのバリエーションがあり、それぞれのコード進行は次のようになります。

 

Ⅵm7 | ⅣM7 | ⅠM7 | Ⅴ(Am7 | FM7 | CM7 | G7)

ⅣM7 | ⅠM7 | Ⅴ | Ⅵm7 (FM7 | CM7 | G7 | Am7)

ⅠM7 | Ⅴ | Ⅵm7 | ⅣM7 (CM7 | G7 | Am7 | FM7)

 

ⅣM7 | Ⅲ7 | Ⅵm7 | Ⅰ7

Ⅲ7とⅠ7の2か所でスケールアウトするのがミソ

椎名林檎の曲でよく使われる

 

ジャンルは違うが、セブンス多めなのでFuturebassでも使えるはず・・・

 

テンションコード

セブンスコードにさらに1音付け足して、5和音以上にしたものをテンションコードと呼びます。

今回はテンションコードの例としてナインスコード(9th)を紹介します。

 

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テンションコード例(ナインスコード)

こちらもセブンスコードと同様に"上に音を重ねて"いけばコードは完成しますが、Ⅲm7(♭9)とⅦm7-5(♭9)は非常に響きが汚くなり、ほとんどの曲で使うことができません。(短9度(1オクターブ上のさらに半音上)の音程が含まれるため)

ですので、ⅢとⅦのコードはナインスコードにせず、セブンスコードかそれ以上のテンションコード(11thや13th)にしましょう。

 

作例

ここからは、実際に曲を挙げてコード進行を紹介したいと思います。(カッコ内はその曲のキーに合わせたコードになります)

 

Ⅵm7 | Ⅲm7 | ⅣM7 | Ⅴ

 

この曲のイントロ部分になります。

 

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Ⅵm7 | Ⅲm7 | ⅣM7 | Ⅴ(C#マイナースケール:C#m7 | G#m7 | AM7 | B)

 

基本的にセブンスコードですが、最後のⅤだけはセブンスにせず、そのまま3和音のコードで使っています。

 

ⅠM7 | Ⅴadd9 | Ⅵm7 | Ⅳ♭M7(9) | Ⅴadd9

 

この曲のイントロ部分になります。

 

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ⅠM7 | Ⅴadd9 | Ⅵm7 | Ⅳ♭M7(9) | Ⅴadd9(Eメジャースケール:FM7 | Cadd9 | Dm7 | B♭M7(9) | Cadd9

 

Ⅴのセブンスコードは緊張感ある響きですが、ナインスコードの場合は響きがお洒落になります。

この曲ではadd9の広がっていくようなお洒落さを意識して作りました。

 

Ⅵm7 | Ⅱ7 | ⅣM7(9) | ⅠM7

 

この曲のドロップ部分になります。

 

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Ⅵm7 | Ⅱ7 | ⅣM7(9) | ⅠM7(Eメジャースケール:C#m7 | F#7 | AM7(9) | EM7)

 

このコード進行の特徴は、構成音が半音で進行していくところです。(B→A#→A→G#)

半音進行によって、いわゆる「エモさ(笑)」を出すことができます。

また、F#7のところでA#が出てきますが、この瞬間にEメジャースケール以外の音が出現することになり、スケールアウトします。

このスケールアウトで曲の雰囲気があやふやになり、独特な浮遊感も出すことができます。

 

おわりに

今回は、Future Bassで使えるコード進行について、一部自作曲を交えながら紹介しました。

FutureBassは近年人気を集めているジャンルの一つですが、コード進行が重要であるにもかかわらず、調べてもなかなかいいコードが見つからずにいました。

今回の記事が、Future Bass作曲に少しでも役に立てれば幸いです。

セブンスコードやテンションコードは自分もまだまだ勉強中なので、今後より理論を詰めていこうと思います!

そして、もっといい感じのFuture Bassが作れるように頑張ります!

 

それでは、今回はこのくらいにしておきます。

 

ではではノシ

【雰囲気台無し】DJの最中にPCDJソフトが落ちた

どうも、中パンダです。

もう3月ですね・・・早いものです。

来年度は自分も生活環境が大きく変わるため、今月は何かと忙しくなりそうです。

最近あまりブログも更新できていませんが、落ち着いたら少しずつ記事を書いていこうと思います!

 

さて、今回はやらかしてしまった系の記事になります(汗)

先日とある大学サークルのライブがあり、自分も出演してきました。

自分はこの中でDJをしてきたわけですが、その最中にパソコンのDJソフトに不具合が発生し、DJを一時中断してしまうという事態が発生してしまいました。

幸い身内のみのライブだったのでまだマシでしたが、これが外部のクラブで起こったら目も当てられません。

このような事態が二度と起こらないよう、トラブルの原因とその対策をこの記事に書いてまとめたいと思います・・・

 

起こったこと

去る3月8日、とある大学サークルにてライブがありました。

 

 

このライブは今年度でサークルを卒業する人が出演するいわゆる"卒業記念ライブ"で、サークル生活の最後を締めくくる大事なものです。

ライブは会場の雰囲気づくりが大事だということを、他のライブを見ているうちに何となく感じていたため、今回はソロでも雰囲気作りがしやすいDJというスタイルで参戦することにしました。

ただ、DJ機材は持ってなかったので、MixxxというフリーDJソフトをノートPCにインストールして使いました。

 

www.mixxx.org

 

そして、前日までにライブのコンセプトを決め、それに沿って選曲・プレイ内容を決め、何回も練習したうえで当日のライブに臨みました。

 

 

 

最後くらいはばっちり決めたい

 

 

その思いは開始数分で崩れ去りました。

 

 

最初の曲から次の曲につないだ時、曲の再生がカクカクし始め、だんだんひどくなっていきました。

そのため、仕方なく再生を一時中断し、ソフトを再起動しました。

数十秒後、再び曲を流しはじめるものの、2曲目から3曲目につないだ時にまたしてもカクカクになりました。

さらに、今度は途中で再生が完全に停止し、オーディオインターフェイスも反応しなくなってしまいました。

PA担当の人に事情を伝えてスピーカーボリュームを一旦ゼロにしてもらい、大急ぎで復旧作業をしました。

 

 

この間約数分間、無音状態です

 

 

せっかくここまでフロアを盛り上げてきましたが、ノリノリで踊ってくれていた人ももはやただ茫然と立ち尽くすしかありません。

このトラブルで雰囲気は完全に台無しになりました。(MCの力があれば少しは緩和できたかもしれませんが、そんな実力は自分にはありません・・・)

 

復旧後、すべてを仕切り直してDJ再開です。

その後は特にソフトにトラブルが発生することはなく、最後までDJをすることができました。

 

原因

順調にDJプレイが出来なかったのが割と悔しかったので、帰宅後すぐにDJソフトを開き、オーディオインターフェイスやヘッドホンも繋いで問題が起こった時と同じ状況を再現しました。

Windowsのタスクマネージャーを開いて見てみると、ソフトを起動している間のGPU使用率が極めて高くなっていることが分かりました。(今回手持ちのノートPC(CPU: Intel🄬 Core i5-10210U)にはGPUが装備されておらず、CPUに搭載されているオンボードGPUによる描画となります)

 

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この状態でソフトの再生ボタンをクリックすると、最初は問題なく曲が流れ馴染めますが、曲をつなぐために2曲同時に再生した辺りから曲の再生がカクカクになり、やがてフリーズしてしまいました。

元々GPU使用率が高い状態でしたが、この操作により負荷がさらに増え、ソフトが落ちてしまったと考えられます。

このほか、リバーブなどの重いエフェクターを多重起動したり、フィルターのツマミを高速で動かし続けても同じ現象が起こりました。

 

対策

1. ソフトの画面を小さくする

先ほど、GPU使用率が高いことが原因だと分かりました。

それならば、「ソフトの画面を小さくすれば負荷が下がるのではないか?」と考えました。

 

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ソフト画面縮小イメージ

試しにソフトの画面を、表示できる最小の大きさ、最大サイズ、その中間くらいに変更してGPU使用率の変化を見てみます。

すると予想通り、画面を小さくするとGPU使用率も下がっていました。

 

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画面サイズを小さくした状態で曲を流すことで、曲の再生がカクカクしたりソフトがフリーズする事態を避けられそうです。

自分もこの状態にしてDJプレイをしてみましたが、一度もソフトが止まることなくプレイすることができました。

 

2. GPUを搭載する

もしパソコンにパーツ増設ができるなら、GPUを増設することも手段としてはありです。

ただ、GPUは他のPCパーツに比べて多くの電力を必要とするので、消費電力が上がってしまいます。

そのため、今の電源ではパワーが足りなくなり、より大きな電源に変える必要がある可能性があります。

 

3. 有料DJソフトを買う

今回使用したソフトはあくまでフリーソフトなので、安定性を求めるなら有料ソフトを導入することも視野に入れたほうがいいでしょう。

有料ソフトで有名どころでは、Serato DJやrekordbox djといったものがあります。

 

serato.com

 

rekordbox.com

 

4. いいPCを買う

試しに、デスクトップPC(Intel🄬 Core i7-4970K 4.0GHz)にも同じソフトをインストールして同じようにDJプレイをしてみました。

しかし、こちらではさほどGPU使用率が高くならず(最大でも使用率20%ほど)、不具合が起こることはありませんでした。

そのため、思い切ってより高性能なパソコンに買い替えることもアリでしょう。

 

おわりに

今回は、DJプレイ中にソフトが落ちてしまった原因と、その対策について記事を書きました。

CPUやメモリの使用量などは普段でもよく確認していましたが、GPU使用率もソフトの動作に影響を与えるというのは今まで考えたことが無く、完全に想定外でした。

この記事を通して、ソフトを動作させるにはGPUも大事であるということを認識していただけたらと思います。

また、今後は同じ事態が起こらないように対策を取ったうえで、ライブやDJに臨みたいです。

願わくば、今後何かの機会に同じ会場でリベンジもしたいものです…

 

そんな感じで、今回はこのくらいにしておきます。

 

ではではノシ

 

 

2020年春M3にサークル参加します

ご無沙汰しています、中パンダです。

今月は私用によりブログが更新できずにいました…

これから少しずつ書き始めようと思います(汗)

 

というわけで、久々の記事はイベント参加の告知になります。

同人音楽PND音楽館」は、来る3月1日(日)に東京流通センターで開催される同人音楽即売会M3にサークル参加します!

配置スペースは、第二展示場 い-32b です!

 

残念ながら今回も新譜はありませんが、昨年秋M3で発表した「Trail For Revival」と、昨年度の夏コミで発表した「Alive Past Tragedy」を持っていきます。

 

以下、お品書きです。

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なお、現在国内で新型コロナウイルスが蔓延しており、イベント参加を断念される方も多いと思います。

そのため、3/1~3/8までの期間、会場で頒布予定のCDを含め全てのCDをBOOTHにて購入できるようにする予定です。

ぜひ、こちらもご活用ください!

pnd-music-house.booth.pm

 

ウイルスの感染者数は日に日に増えており、予断を許さない状況です。

そのため、イベント当日はマスク着用、手洗い・うがいを含め、万全のウイルス対策をしてイベントに参加するつもりです。

当日イベントに来られる予定の方は、しっかりと対策をして来られることをお勧めします…

 

感染を広げることなく、イベントを完遂できることを切に願っています!

 

それではノシ