中パンダイアリー

作曲のTIPS、日々の活動など色々書いていきます。同人音楽サークル「PND音楽館」にて作曲したりしています。

ようこそ、PND音楽館へ

このブログは、同人音楽サークル「PND音楽館」代表の中パンダによる活動広報兼雑記用のブログです。

イベント出展情報は現在このブログに掲載しております。

 

当記事について

この記事には現在、当サークルの紹介・制作作品・連絡先等の情報を載せております。

将来、独自ホームページを作成するまでの仮置きとしています。

 

目次

 

News

2020/01/14 新曲「Ascend To BlueSky」投稿!

www.youtube.com

 

2020/01/19 : 関西コミティア57に出展 ありがとうございました!

2020/03/01 : 2020春M3に出展予定(第2展示場1F い-32b)

 

About

2015年12月の冬コミ(C89)より同人活動を開始。

ピアノサウンドに重点を置き、その存在感を際立たせた作風を持つ。主な制作ジャンルはロックおよびトランスだが、バラードやハウスなども作り、制作の幅は広い。東方Projectの楽曲やボカロ曲に強く影響を受けており、いわゆる"発狂ピアノ"と言われるうねるようなピアノアルペジオを多用する。また、インスト・歌ものを問わずキャッチーなメロディを持つ。全体的に激しい曲調が多いが、しっとり落ち着いた曲も作る。

  • 「激しさの中にある静けさ」
  • 「荒々しさの中にある美しさ」
  • 「楽しさの中にある悲しさ」

がモットー

 

History

2015/02/10 : C88参加に向けサークルを立ち上げる

2015/06/30 : C88への書類不備落選が確定

2015/12/31 : C89に初出展&1stアルバム「Piano Sounds Story」発表

2016/04/24 : 2016春M3に初出展&2ndアルバム「Cherry Blossom Sounds」発表

2016/08/14 : C90に出展&3rdアルバム「Shining Days Memory」発表&1stアルバム完売!

2016/10/28 : C91への抽選洩れ落選が確定

2016/10/30 : 2016秋M3に出展&実験的にCD無料配布を実施

2016/11/18-20 : 第5回APOLLOにてCDを販売

2017/04/30 : 2017春M3に出展&4thアルバム「Dawn Sounds Journey」発表

2017/05/14 : 関西コミティア50に初出展

2017/06/17-19 : 第6回APOLLOにてCDを販売

2017/08/11 : C92に出展&2ndアルバム完売!

2017/10/29 : 2017秋M3に出展

2017/11/02 : C93への抽選洩れ落選が確定

2017/11/18-19 : 第7回APOLLOにてCDを販売

2018/06/01-03 : BOOTH Festival APOLLO 08 にてCDを販売

2018/08/10 : C94に出展&5thアルバム「Alive Past Tragedy」発表

2018/10/28 : 2018秋M3に出展

2018/11/02 : C95への抽選洩れ落選が確定

2018/11/17-18 : BOOTH Festival APOLLO 09 にてCDを販売

2018/12/02 : 第二回音けっと(in 大阪なんば)に初出展&3rdアルバム完売!

2019/01/20 : 関西コミティア54に出展&4thアルバム完売!

2019/04/29 : 2019春M3に出展(平成最後のサークル参加イベント

2019/06/07 : C96への抽選漏れ落選が確定

2019/10/27 : 2019秋M3に出展&6thアルバム「Trail For Revival」発表

2019/11/23-24 : BOOTH Festival APOLLO 第10回 にてCDを販売

2019/12/08 : 第四回音けっと(in 大阪なんば)に出展

2019/12/31 : C97に出展

2020/01/19 : 関西コミティア57に出展

2020/03/01 : 2020春M3に出展予定(第2展示場1F い-32b)

 

Music

YoutubeにPV付きで曲をあげています

www.youtube.com

以下、SoundCloud上の曲です。

 

トランスの要素を取り入れたピアノ曲です。

soundcloud.com

 

夜景をテーマにしたボカロ曲(ロック)です。

soundcloud.com

 

激しめの和風ロックです。

soundcloud.com

 

EDMです。ピアノ要素が少し薄いかもしれませんが…

soundcloud.com

 

Discography

発表したCDはイベントで完売後一定期間をおいた後、以下のサイトよりDL販売を行います。

ただし、ネット上の即売会APOLLO開催中はCD・DLどちらも購入可能です。

全期間購入可能にしました!

PND音楽館 - BOOTH(同人誌通販・ダウンロード)

※画像をクリックorタップすると、SoundCloudの再生ページに飛びます。

 

6th Trail For Revival

 Released at M3, 2019-Autumn (2019/10/27)

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 Click img (Play on SoundCloud)

 

5th Alive Past Tragedy

 Released at Comic Market 94, Summer (2018/08/10)

f:id:whitepanda924:20181006213248p:plain

 Click img (Play on SoundCloud)

 

4th Dawn Sounds Journey

 Released at M3, 2017-Spring (2017/04/30)

f:id:whitepanda924:20171027023938j:plain

 Click img (Play on SoundCloud)

 

3rd Shining Days Memory

 Released at Comic Market 90, Summer (2016/08/14)

f:id:whitepanda924:20171027030121j:plain

 Click img (Play on SoundCloud)

 

2nd Cherry Blossom Sounds

 Released at M3, 2016-Spring (2016/04/24)

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 Click img (Play on SoundCloud)

 

1st Piano Sounds Story

 Released at Comic Market 89, Winter (2015/12/31)

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 Click img (Play on SoundCloud)

 

Contact

当記事にコメントしていただくか、以下のメールアドレスまでご連絡ください。 

 contact.pndmusichouse(アット)gmail(.)com

 

メールアドレス自動収集プログラム回避のため、お手数ですが、(アット)→@, (.)com→.com にそれぞれ変換をお願いします。

 

Twitterもやっております。こちらもよろしければ。

中パンダ@秋M3 H-21b (@whitepanda924) | Twitter

2020年春M3にサークル参加します

ご無沙汰しています、中パンダです。

今月は私用によりブログが更新できずにいました…

これから少しずつ書き始めようと思います(汗)

 

というわけで、久々の記事はイベント参加の告知になります。

同人音楽PND音楽館」は、来る3月1日(日)に東京流通センターで開催される同人音楽即売会M3にサークル参加します!

配置スペースは、第二展示場 い-32b です!

 

残念ながら今回も新譜はありませんが、昨年秋M3で発表した「Trail For Revival」と、昨年度の夏コミで発表した「Alive Past Tragedy」を持っていきます。

 

以下、お品書きです。

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なお、現在国内で新型コロナウイルスが蔓延しており、イベント参加を断念される方も多いと思います。

そのため、3/1~3/8までの期間、会場で頒布予定のCDを含め全てのCDをBOOTHにて購入できるようにする予定です。

ぜひ、こちらもご活用ください!

pnd-music-house.booth.pm

 

ウイルスの感染者数は日に日に増えており、予断を許さない状況です。

そのため、イベント当日はマスク着用、手洗い・うがいを含め、万全のウイルス対策をしてイベントに参加するつもりです。

当日イベントに来られる予定の方は、しっかりと対策をして来られることをお勧めします…

 

感染を広げることなく、イベントを完遂できることを切に願っています!

 

それではノシ

【検証】お釣りが嫌ならやはり500の倍数が適切?同人イベントでの頒布価格とお釣り発生率の関係

どうも、中パンダです。

Twitterなどを見てみると、同人イベントにおける頒布物の価格設定について、「500円や1000円などが好ましい」という内容の書き込みが散見されます。

その理由としてよく言われているのは、下記のリンクで書かれているように

「ワンコインの支払いは会計が楽」「小銭が面倒」

などです。

togetter.com

確かに、500円の商品であれば500円玉1枚、1000円であれば1000円札1枚出せば支払いが完了するので、会計が楽なのは容易に想像できます。

ただ制作する身としては、500円だと安すぎ、1000円だと高すぎる頒布物を作りたい場合もあります。

好ましくない価格設定とは言われていますが、実際の会計でどの程度煩雑になるのでしょうか?

もしかしたら、明らかに会計の支障となるレベルの煩雑さでなければ問題ないかもしれません。

ここでは、

 

煩雑な会計 =  お釣りが多く発生する

 

と考えて、まずは頒布価格ごとのお釣りについてググります。

すると、各頒布価格におけるお釣りについて、大まかな経験談が語られているTogetterが検索に引っかかりました。

togetter.com

600~900円という、同人イベントであまり見かけない価格設定についての貴重な経験談ですが、500円や1000円と比べてどうか?については述べられていません。

今回は、同人イベントにおける頒布物の価格設定と発生するお釣りの量について、自分が今まで参加してきたイベントでの経験を基に、記事を書いていきたいと思います!

そして、500円や1000円という価格設定が本当に好ましいのかどうか、検証します!

 

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検証条件と集計方法

条件

自分は普段同人音楽のジャンルでイベントに参加しているので、今回の検証はそのジャンルで行います。

対象のイベント・頒布価格は次の通りです。

  • 対象イベント(参加ジャンル):コミケ(デジタル(その他))・M3(音楽一般:ポップス)
  • 頒布価格:500円,800円,1000円

同界隈の方々にとって今後も参加する可能性が高く、かつサークル・一般参加者の多いイベントを選びました。

また、頒布物の内容は次の通りです。

  • 500円:1st~4thアルバム
  • 800円:6thアルバム(最新作)
  • 1000円:5thアルバム

 

集計方法

CD売り上げ枚数と受け取った硬貨・お釣り用小銭の減少量から、イベント出展中に発生したお釣りの回数をカウントします。

※まとめ買いした結果お釣りが発生しなくなったケースは、そのまま"お釣り無し"とカウントする。

ex. 500円CD×2枚を1000円札1枚で購入→お釣りなし

また、複数種類ある500円の頒布物については、種類に関係なく一括で集計します。

 

お釣り発生率とお釣りパターン

具体的な頒布枚数は機密のため書くことはできませんが、お釣りが発生した割合の結果と、お釣りのパターンを書いていきます。

 

500円

お釣り発生率は2割ほどでした。

お釣りのパターンとして、「1000円札を出して500円お釣りを出す」というものが最も多かったです。

基本的に500円玉で購入されるので、イベント開始直後を除き手持ちの500円玉は増えていきます。

また、2015年冬コミから今日までで1度だけ5000円札で支払われたことがあります。

 

800円

お釣り発生率は7~8割でした。ほぼ毎回お釣りが発生します。

お釣りのパターンとして、「1000円札を出して200円お釣りを出す」というものが最も多かったです。

ジャストで購入されるときは500円玉+100円玉×3なので100円玉が3枚増え、お釣りが出るときは100円玉が2枚減るので、最終的に100円玉は増えていくと予想していました。

しかし、予想以上にお釣りが発生したため、手持ちの100円玉は逆に減少しました。

 

1000円

2018年夏コミで頒布開始したCDですが、頒布開始以降お釣りは発生しませんでした。

ほとんどの方が1000円札1枚で購入され、手持ちの1000円札がひたすら増えていきます。

 

考察と結論

頒布価格800円のものでは、他に比べて圧倒的に多くのお釣りが発生しました。

やはり、会計時の「小銭が面倒」というのはほぼ間違いないようです。

また、好ましいと言われている500円と1000円の中でも、1000円の方がお釣りは発生しにくいことが分かりました。

そのため、お釣りが本当に嫌なら頒布価格1000円一択です。

ただ「1000円は高すぎる」という場合もありますし、500円でもお釣りはさほど発生しないので、お釣りが嫌なら500の倍数で頒布価格を決めるのが適切というのはあながち間違いではないようです。

ただし1500円の場合、2000円払って500円お釣りがくる可能性があります。

 

まあ、お釣りを覚悟すれば価格設定は何でもいいと思いますが・・・

 

また、全てのイベント・頒布物について、5000円札や10000円札を出されたことは、先述の事例以外にありませんでした。

これはやはり、「同人イベントでの買い物で大きい紙幣はNG」という呼びかけが浸透しているからだと思います。

ただ、自分のサークルはいわゆる"大手サークル"ほど頒布量は多くないので、たまたま高額紙幣の支払いが無かっただけの可能性もあります。

 

ちなみに、今回の集計対象にはしていませんが、音けっとや関西コミティアなど、自分が他に参加したことのある地方イベントでも、ほぼ同じ割合でお釣りが発生していました。

規模の大小・東京開催か地方開催かに関わらず、頒布価格とお釣りについては同じことが言えると考えられます。

 

おわりに

今回は、同人イベントにおける頒布物の価格設定と発生するお釣りの量について、自分の経験を基に記事を書きました。

「具体的にどのくらいか?」を検証するのは個人的に興味があったので、この際書くことにしました。

自分が同人CDを作るとき、今までは慣習に則って500の倍数で価格設定をしていましたが、あるときふと「500の倍数以外だとどうなるのか?」と興味を持ち、最新作であえて800円という価格設定にしてみました。

結果としては、「慣習通りだ」というのが正直な感想ですが、頒布価格の違いでここまでお釣り量が変わるとは思っていませんでした(汗)

改めて、頒布価格設定の重要性を感じました。

 

同人イベントなので頒布価格は正直なんでもよいと思いますが、500の倍数から外れる価格設定の場合、それなりにお釣りを覚悟すべきだと断言できます。

この記事では3種類の価格しか取り上げていませんが、価格設定の参考になれば幸いです。

 

それでは、今回はこの辺にしておきます。

 

ではではノシ

関西コミティア57にサークル参加します

新年、明けましておめでとうございます。

中パンダです。

 

2020年になりました。

思えばもう2020年代なんですね・・・時の流れは早いものです…

今年は東京オリンピックという一大イベントがあり、オリンピック一色な1年になる気がしますが、果たしてどうでしょうか…?

そんなことを考えながら、自分としては普段通りの音楽活動を続けていこうと思います。

というわけで、今年もよろしくお願いします!

 

さて、新年一発目の記事はイベント参加の宣伝記事になります!

同人音楽PND音楽館」は、来る1月19日(日)にインテックス大阪2号館で開催される関西コミティア57にサークル参加します!

配置スペースは、J-25 です!

 

秋M3で発表した「Trail For Revival」と、昨年度の夏コミで発表した「Alive Past Tragedy」を持っていきます!

 

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関西コミティアのお品書きです

 

去年12月の音けっと以来、約1か月半ぶりの関西でのイベント参加になります。

イベントに行かれる方はぜひ、当サークルのブースにも足を運んでみてください!

 

当日はブースにて、皆さんにお会いできることを楽しみにしています!

【作例あり】Ⅱm7→Ⅴ7→Ⅰ(ツーファイブワン)を使って2回連続転調する

どうも、中パンダです。

 

作曲をしている方の中には、曲調に変化を付けたいという場合に転調を使う方も多いかと思います。(自分もよくやります)

今回は、曲中でよく使われるコード進行を使って、1回のみならず2回繰り返し転調する小技について解説しようと思います!

また例によって、深夜の2時間DTMで作った曲を解説に使います。

こちらの曲です。

 

少しトリッキーですが、この曲の37~40秒付近で2回連続転調をしています。

今回は、この付近でどのような仕組みで転調しているのかについて記事を書こうと思います!

 

コード進行について

今回はツーファイブワン(度数表記でいうⅡ→Ⅴ→Ⅰ)というコード進行を使います。

 

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ツーファイブワンのイメージ(Cメジャースケールの場合、Dm→G→C)

 

このコード進行は、コード機能で表すとサブドミナント(SD)→ドミナント(D)→トニック(T)という模範的なカデンツになっています。

コードはD>SD>Tの順に緊張感を持つので、このコード進行は進むにつれて次第に緊張感を高める進行だと言えます。

加えて、このコード進行は4度上(もしくは5度下)へと進む進行(強進行)を2回連続で使っているため、ぐいぐい前に進んでいく感じの印象を与える進行となっています。

そのため、AメロやBメロ・サビなど、各パートの終端部分で使うとより効果を発揮します。(パートの途中でももちろん使えますが)

(強進行とは何か等、理論の詳しい内容については、下記参考動画の説明が分かりやすいと思います)

 

参考動画↓

www.youtube.com

 

曲中での使用

曲の概要

今回解説する曲の構成は

  • 最初~20秒付近:Aメロ
  • 20秒付近~40秒付近:Bメロ
  • 40秒付近以降:サビ

です。

曲のスケールは当初F#マイナースケールで作っていましたが、後日修正を加えた関係でFマイナースケールに変更しました。

以降、Fマイナーの方で解説を進めます。

 

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解説部分のコード進行(途中で2回転調する)

Bメロの終わりからサビの頭にかけてツーファイブワンを使っています。

 

コード進行の工夫

元々この部分のコード進行は、下のようにBメロからサビにかけてA♭→G♭と進むことで転調するようにしていました。("|"の区切りは1小節の区切りを表す)

 

(Bメロ)D♭ | Cm | B♭m | A♭ |

(サビ)G♭ A♭ | B♭m Fm |

 

この時点で、BメロまでFマイナースケールだったものがB♭マイナースケール(半音5つ分上)へと1回転調しています。

これはこれでありですが、個人的にBメロの終わりではサビへの期待感や進行感をより強く持たせたかったので、この部分にはもっと別のコード進行を組み込もうと考えました。

 

ここで、Bメロ最後に出てくるA♭とサビ頭のG♭について、度数表記の読み替えをしてみます。

すると、A♭はFマイナースケールのⅢであると同時に、G♭メジャースケールのⅡであると読み替えることができます。

 

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Fマイナースケールの度数表記

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G♭メジャースケールの度数表記

また、サビの頭にあるG♭はB♭マイナースケールにおけるⅥ(D♭メジャーにおけるⅣ)であると同時に、G♭メジャースケールにおけるⅠであると読み替えることができます。

 

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G♭メジャースケールの度数表記

f:id:whitepanda924:20191228151404p:plain

B♭マイナースケールの度数表記

 

G♭メジャースケールにおいて、「Ⅱ→Ⅰへと進行し、かつサビへ強く進行する感じを出せるコード進行」は何かないかと考えたとき、今回のテーマであるツーファイブワンに行きつきました。(ⅡからⅤを経由してⅠへと進行する)

ひとまず、3和音のままツーファイブワンを組み込みます。すると、次のようなコード進行になります。(赤字箇所)

 

(Bメロ)D♭ | Cm | B♭m | A♭ D♭ |

(サビ)G♭ A♭ | B♭m Fm |

 

これはこれでありです。

A♭もD♭もB♭マイナースケールに含まれるコードなので、転調させる必要が無ければこのまま使ってもよいと思います。

 

 ただ今回は、この部分でG♭メジャースケールに転調させる方向でコード進行を組みます。

このとき、ある問題が生じます。

先ほどの図にもちらっと書きましたが、G♭メジャースケールのⅡは実際にはA♭ではなくA♭m(マイナーコード)です。

このままでは、G♭メジャースケールの雰囲気が出ません。

そのため、整合性をとるためにA♭をA♭mに変更します。

 

(Bメロ)D♭ | Cm | B♭m | A♭m D♭ |

(サビ)G♭ A♭ | B♭m Fm |

 

さらに、ツーファイブワンはメジャースケールの場合Ⅱm7→Ⅴ7→Ⅰの形で使われることが多いので、BメロのA♭をA♭m7に、追加して出てきたD♭をD♭7に変更します。

すると、| A♭m7 D♭7 | の区間で一時的にG♭メジャースケールに転調し、さらにD♭7→G♭の進行でB♭マイナースケールへと転調することができます。

このようにして、コードが3回変わる間に2回連続で転調することができるのです。

出来上がったコード進行は次の通りです。(赤字箇所が組み込んだツーファイブワン)

 

(Bメロ)D♭ | Cm | B♭m | A♭m7 D♭7 |

(サビ)G♭ A♭ | B♭m Fm |

 

スケール違いに注意

部分転調する際は全般に言えますが、他の楽器パートを編集するときは、この場所のスケールが何かを再度把握しておく必要があります。(特にメロディ)

うっかり別のスケールの音を使ってしまうと、不協和音になっておかしな響きの曲になる場合があります。(逆に意図的に不協和音を使うやり方もありますが…)

今回の曲でも、スケールに無い音を使ってしまわないように注意しながら、メロディ逐一修正して作りました。

 

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各パートのメロディとスケールの関係

 

おわりに

今回は、ツーファイブワンを使って連続で転調をするという小技について書きました。 

転調のやり方にはいくつもパターンがあり、それだけでいくつも記事が書けてしまうくらい奥が深いです。

今回のやり方も、数ある転調方法の一つとして参考にしていただければ幸いです。

実を言うと、この「ツーファイブワン転調」は自分も初めて使いましたが、なかなかトリッキーな雰囲気が出せて面白いと思いました!

3和音ならロックでも使えそうなので、今後も使えそうなら使っていこうと思います!

 

それでは、今回はこの辺にしてきます。

 

よいお年を!

 

ではではノシ

コミックマーケットC97にサークル参加します

どうも、中パンダです。

 

 

先日参加した音けっとから2週間が経ちましたが、年末にあるコミケにも参加するので、今回はその告知となります。

 

同人音楽サークル「PND音楽館」は2019年12月28日~31日に開催されるコミックマーケットC97にサークル参加します!

配置スペースは4日目(火) 西4ホール I-10bです!

 

先日の秋M3で発表した新譜「Trail For Revival」(コミケ持ち込みは初)、昨年度の旧譜「Alive Past Tragedy」を頒布します!

 

www.youtube.com

 

新譜「Trail For Revival」クロスフェード

 

www.youtube.com

旧譜「Alive Past Tragedy」クロスフェード

 

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こちらがお品書きです。レイアウトを音けっとからほんの少し変更しました。

 

冬コミは、2015年に初めてサークル参加して以来4年ぶり2度目の参加となります。

「ようやく冬コミに出られる」という気持ちの高揚を抑えつつ、準備を抜かりなく進めていこうと思います!

 

それでは、当日は皆さんにお会いできることを楽しみにしています!

【作例あり】"6度抜きマイナースケール"を用いて叙事詩的な雰囲気を出す

どうも、中パンダです。

 

自分はときどき深夜の2時間DTMをやっていますが、抽象的なものから具体的なものまで幅広くお題が出されます。

例えば、「画像からイメージした曲」というものがあります。

この手のお題は頻度は低いものの、過去に数回出されたことがあります。

今回のお題はこんな画像でした。

 

f:id:whitepanda924:20191217191957j:plain

フリー画像だそうです

画像を見ながらイメージを膨らましていき…

最終的には下のような曲が出来上がりました。

 

お題として出されていた画像がどこか叙事詩的な雰囲気だったため、叙事詩的な曲を目指して作曲しました。

今回は、特にマイナースケールの曲において、このような叙事詩的な雰囲気を演出するための工夫について、作った曲を交えながら記事を書こうと思います!

 

 

音階の工夫

叙事詩的な曲の特徴

叙事詩的な曲」というのは抽象的な表現ですが、例えば映画音楽やゴシックメタル、あるいはそれらのジャンルと同じ特徴がみられる曲を指します。

西洋音楽なので、基本となるのは7音からなるダイアトニックスケールです。

しかし、これらの曲を注意深く聴いていくと、いくつかの曲では、スケールを構成する音の使用頻度に偏りがあることが分かりました。

具体的には、マイナーダイアトニックスケールの場合、6度の音が明らかに使用頻度が低い(もしくは全く使われない)のです。

そこで自分は、この"6度が欠けたマイナーダイアトニックスケール"を抽出して、叙事詩的な曲が作れるのではないか?と考えました。(あくまで自分の耳で聴いたイメージに基づいているので、絶対とは言い切れませんが…)

 

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"6度抜きマイナースケール"(Cマイナーの場合:C,D,E♭,F,G,B♭)

和風な雰囲気が出せる音階にヨナ抜き音階やニロ抜き音階などと名前が付けられているように、今回解説するスケールは便宜上"6度抜きマイナースケール"と呼ぶことにします。

 

www.youtube.com

イントロ部分が該当

 

www.youtube.com

曲全体が該当

 

www.youtube.com

イントロのメロディ以外が該当

ここに挙げた曲はいずれも、6度抜きマイナースケールが使われています。

今回は、これらの曲を参考に作曲しました。

 

先行事例

"6度だけが抜かれた音階"という発想は、東方ProjectというゲームのBGMの多くがこのスケールで作られているという考察記事から来ています。

 

w.atwiki.jp

 

www.youtube.com

 

東方ProjectのBGMは和風音階の一種であるニロ抜き短音階がメインで使われていますが、和風音階とは一味違った独特な哀愁漂う雰囲気を持っています。

参考記事にもあるように、これらの曲ではニロ抜き音階とは言いつつも、2度の音に関しては比較的多く使用されています。

そのため、ある意味6度抜きマイナースケールが使われているとも解釈できます。(ただ、使用頻度はメインのニロ抜き短音階と比べると少ないようです)

 

ゴシックメタルというジャンルはもっと前からありましたが、ゴシックメタルに東方BGMの考察内容を重ね合わせた結果、いくつかの曲には同じスケールが使われている可能性がある、と分かりました。

したがって、このスケールに基づき、なおかつ2度の音の使用頻度を下げて作曲すれば、理論上"東方っぽい曲"も作ることができるはずです。(機会があれば別記事で解説します)

 

曲の解説

曲の構成は

  • 最初~22秒付近:イントロ(ゆったり)
  • 22秒付近~42秒付近:イントロ(高速)
  • 42秒付近~1分1秒付近:Aメロ
  • 1分2秒以降:アウトロ

です。(後日、フルバージョンを完成させたので便宜上こういう名称です)

今回解説する曲はGマイナーの6度抜きマイナースケールで、構成音はG,A,B♭,C,D,Fとなります。(E♭は除外)

 

イントロ(ゆったり)

ピアノとストリングスのみのゆったりとしたパートです。

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ピアノメロディ(イントロ)

ピアノの方で6度抜きマイナースケールを使っています。

ダイアトニックスケールを構成するE♭の音を避け、和風音階では使われないAの音が使われている様子がお分かりいただけるかと思います。

イントロの静かなパートでこのスケールを用いることで、この曲が叙事詩的な雰囲気の曲であると聴き手に意識させています。

 

イントロ(高速)

テンポが上がり、楽器が増えて音圧も上がります。

このパートではストリングスをメイン楽器にし、そこに6度抜きマイナースケールを使っています。

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ストリングスフレーズ

音が飛び飛びになっていますが、スピッカートとスタッカートの奏法を切り替えて演奏している関係でこうなっています。

先ほどのイントロ(ゆったり)パートと同じく、E♭の音が無く、Aが頻繁に使われている様子がお分かりいただけるかと思います。

 

Aメロ

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ピアノメロディ(Aメロ)

ピアノのメロディが入ります。(フルバージョンはボーカルが入っています)

前のパートと同じく、E♭の音が無く、Aが(ry

例外的に、最後の一部のみF#の音が入っていますが、これはこの部分のコードがD7であるため、コード構成音に合わせてF#を使っています。 

 

アウトロ

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ピアノ対旋律

イントロで鳴っていた楽器に加え、ピアノの対旋律が入ります。

曲の雰囲気を崩さないため、対旋律でも6度抜きマイナースケールを使っています。

E♭の音が無く、Aが(ry

※この対旋律の前半3小節ほどは、Fメジャーのニロ抜き音階(ニロ抜きヘ長調)と同じ音になっているので、人によっては沖縄っぽく聞こえるかもしれません。

 

おわりに

今回は、6度抜きマイナースケールを使って叙事詩的な曲を作る方法について解説しました。

ゴシックメタルなどに見られる音楽理論的な特徴は、他にもいくつかあり、こうすれば必ず叙事詩的になるというものはありません。

あくまで自分の感覚で考えた持論のようなものではありますが、今回記事にしたやり方が叙事詩的な曲を作る手段の一つとして参考になれば幸いです。

 

今回作った「Take You To Illusion」という曲は、後日フルバージョン(ハウスアレンジ)を作って、初音ミクの曲としてアルバムに収録しました!(歌詞の都合でタイトルを「Take Me To Illusion」に変えていますが)

アレンジは違いますが、もしよろしければこちらもぜひ見て言っていただけるとありがたいです。

pnd-music-house.booth.pm

 

叙事詩的な曲に限らず、今後も様々な曲を作って、解説記事なども書いていこうと思います!

 

それでは、今回はこの辺にしておきます。

 

ではではノシ